TICAD IV フォローアップ 年次進捗報告
年次進捗報告書 2008  年次進捗報告ダイジェスト版 2009
進捗状況
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分野実施主体アフリカ国年度

ブルキナファソ


1-1.  インフラ  [ 成長の加速化 ]

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1-1-1.広域運輸インフラ(道路・港湾等)

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[1] 広域運輸回廊及び国際港湾の計画・建設・改良のための資金・技術援助を提供する。 ● 国内及び広域経済回廊の整備・拡充 日本政府/JICA/世界銀行グループ/アフリカ開発銀行(AfDB)/欧州委員会/ICA アフリカ開発銀行:50億ドルの融資を実施
[2] 広域インフラの維持・管理のための能力向上を支援する。
[3] ワンストップ・ボーダーポスト(OSBP)等の越境手続円滑化を促進する。
● 国境手続円滑化の促進 日本政府(外務省)/日本政府(財務省)/英国政府(DFID)/JICA 日本政府(財務省):世界税関機構(WCO)との協力の下で、税関分野におけるセミナー・研修の開催や専門家派遣を実施
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1-3.  農業・農村開発  [ 成長の加速化 ]

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1-3-0.全般

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
  日本政府/JICA 日本政府(外務省)/JICA: 農業に関し、260億円の無償資金協力・技術協力を実施(※注)

1-3-1.食糧増産及び農業生産性向上のための能力向上

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[1]気候変動への適応、品種改良、土壌肥沃度及びその他の農業技術の向上等のための農業研究、普及・指導サービスの拡大に対する支援を提供する。また、ジェンダーに配慮した農業関連教育及び訓練を通じて農業専門家の増加に対する支援を提供する。 ● 日本の農協活動についての学習を通じた農民組織化の促進 日本政府(農水省) 農民組織化促進研修コースを実施(2008年度:2,200万円、2009年度:3,200万円*)
[3]今後10年間でのアフリカ諸国におけるコメ生産量倍増を目指し、体系的な作物管理手法や、ネリカ米の利用拡大を含めた新たな方式の採用のための能力開発を通じ、コメの生産を増進する。 ● 10年間でアフリカにおけるコメ生産量を倍増させる 日本政府(外務省)/JICA/AGRA AGRA:コメの品種改良、土壌改良、コメ市場強化及び水管理システムの開発を支援

1-3-3.持続可能な水資源の管理及び土地利用の支援

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[2]今後5年間で灌漑地域面積を20%拡大することを目指す共同の取組に貢献するために水資源管理のためのインフラの開発・修復・維持を促進する。 ● アフリカにおける小規模灌漑を通じたコメ栽培の普及(農家による小規模インフラ整備、労働への対価としての食料の供与、参加型アプローチ及びコミュニティーレベルでの農地開発) 日本政府(農水省) WFPトラストファンドに対し2006ー2011年度に予算支出を実施(2008年度:2億1,300万円、2009年度:2億400万円)

1-3-4.その他

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
● 食料価格高騰への迅速な対処:主要作物の供給増、消費者への支援、飢餓層を対象とした対策 日本政府/世界銀行グループ
及びその他パートナー等
日本政府:2008年5月-7月に、1億ドル規模の緊急食糧援助を実施。その他の対策も引き続き検討。
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2-1.  コミュニティ開発  [ MDGs の達成--「人間の安全保障」の社会的、経済的側面 ]

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2-1-1.包括的なグローカル(グローバルかつローカル)コミュニティの開発

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[4]その他 ● ジェンダー平等の推進 日本政府(外務省)/国連人口基金 国連人口基金:児童結婚の撲滅:保護、能力強化及び地域活動プロジェクト

2-1-2.機能的ハブを活用したコミュニティに根ざしたアプローチ

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[1]学校及びコミュニティの教育施設において、基礎教育に加え、給水、衛生、学校給食、応急手当及び専門医への紹介サービス、識字教育及び生活技術教育を含む包括的なサービスを提供する。 ● コミュニティに対する包括的な支援を実施 日本政府(外務省)/JICA コミュニティ開発無償資金協力を通じた支援を実施
[1] 学校及びコミュニティの教育施設において、基礎教育に加え、給水、衛生、学校給食、応急手当及び専門医への紹介サービス、識字教育及び生活技術教育を含む包括的なサービスを提供する。
[4]サービスの中核としての保健センターを改善し、保健医療従事者に対する訓練を提供する。
● 保健・衛生、教育、経済的地位向上、栄養、環境、ジェンダー平等の推進などの6分野における、地元住民の貧困と飢餓への対応能力を高めるための包括的な支援 (特活)ハンガー・フリー・ワールド ブルキナファソの中部地方クブリ村において、包括的コミュニティ開発プログラムを実施(2009年は1380万円)
[2]地域住民の教育及び学習の成果へのアクセスを向上し、現地生産された作物による学校給食等を通じて地域経済とのつながりを強化するため、地域住民による学校運営の参画を奨励する(「みんなの学校」)。 ● コミュニティの参画による学校に根ざした学校運営を拡大し、プログラムを他国に拡充。具体的な活動としては、コミュニティによる学校運営、学校委員会の研修のための手段を改善・普及のための取組を実施。 日本政府(外務省)/日本政府(財務省)/JICA 「みんなの学校」プロジェクトを1万校に拡大
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2-2.  教育  [ MDGs の達成--「人間の安全保障」の社会的、経済的側面 ]

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2-2-0.全般

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
日本政府(外務省)/JICA 日本政府(外務省)/JICA:教育に関し、440億円の無償資金協力・技術協力を実施(※注)

2-2-1.基礎教育-アクセスと質の改善

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[1]校舎及び関連するインフラの建設及び修復を支援する ● 子どもへ学習機会を提供 日本政府(外務省)/JICA/欧州委員会 日本政府(外務省)/JICA:小中学校1,000校(約5,500教室)を建設
[3]地方教育行政の能力向上及び「みんなの学校」プログラムを通じたコミュニティに根ざした学校運営の能力向上を促進する ● コミュニティの参画による学校に根ざした学校運営を拡大し、プログラムを他国に拡充。具体的な活動としては、コミュニティによる学校運営、学校委員会の研修のための手段を改善・普及のための取組を実施。 日本政府(外務省)/日本政府(財務省)/JICA/世界銀行グループ 日本政府(外務省/財務省)/JICA:(1)「みんなの学校」プロジェクトを1万校に拡大
[4]アフリカ域内及びアジア・アフリカ間において、文化及びジェンダーに配慮したカリキュラム、教材及び訓練マニュアルといったテーマに関しての知見及び経験の共有を促進する ● プログラムの他国への拡充及び経験の共有促進により、SMASE(理数科教育強化計画)を通じて、理数科分野の教員訓練を拡大 日本政府(外務省)/JICA/世界銀行グループ 日本政府(外務省)/JICA:10万人の理数科教員能力向上
[5]その他 ● 平和で持続可能なコミュニティ開発に貢献し、教育・保健のより良いマネジメントのため、識字率向上プログラム及び学習者の能力向上を実施 UNESCO 22カ国において識字率向上プログラム(LIFE)を実施

2-2-2.ポスト基礎教育及び高等教育/研究

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[2]科学技術分野の研究及び知識集積を拡大するために、共同研究や研究者・学生の交流を通じて、大学及び研究機関間のパートナーシップを強化する ● 共同研究、研究者交流、情報/知見共有を通し、大学及び研究機関間のパートナーシップを強化 UNESCO/JICA/UNU/広島大学 基礎教育開発プロジェクトのためのアフリカ・アジア大学対話により、研究及び考察を促進
● アフリカ諸国の大学/研究機関へ日本人研究者を派遣し、アフリカ諸国が直面する地球規模問題の解決のため、アフリカの若手研究者との共同研究を実施
● 途上国のニーズに基づき、環境・エネルギー、自然災害予防、感染症対策を含む地球規模問題の国際共同研究を促進し、将来的に研究成果を活用
日本政府(外務省)/日本政府(文科省)/JICA/科学技術振興機構(JST) 外務省/文科省/JICA/JST:日本の優れた科学技術とODA との連携により、アフリカ等開発途上国と環境、防災、感染症等における科学技術協力を推進。

2-2-3.マルチセクトラルなアプローチ

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[1]男女別のトイレを伴う安全な水・衛生施設、学校給食、教育のための食料(持ち帰り食料)、応急手当及び専門医への紹介サービスを含む包括的な支援パッケージを通じて子供に優しい学校環境を確立する ● 学校給食乃至は女児向け「持ち帰り食糧」の提供 WFP NGOや政府と協力し、アフリカ45カ国で2300万の児童に学校給食を提供
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2-3.  保健  [ MDGs の達成--「人間の安全保障」の社会的、経済的側面 ]

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2-3-0.全般

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
日本政府(外務省)/JICA 日本政府(外務省)/JICA:保健に関し、430億円の無償資金協力・技術協力を実施(※注)

2-3-3.感染症対策

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[2]HIV/エイズのための中央政府の組織を強化し、新規感染予防に重点を置く。 ● 長期ART(抗レトロウィルス療法)管理の研修コース タイ王国政府(国際開発協力庁)/タイ王国政府(公衆衛生省疾病管理局) タイ王国政府: 2010年には70,000ドル
[4]長期残効型蚊帳の配布及び意識向上を含む予防手段並びに看護ケアの提供の併用により、マラリア対策の効果的な実施を促進する。 ● マラリア予防対策に関する開発協力 タイ王国政府(国際開発協力庁)/タイ王国政府(公衆衛生省疾病管理局) タイ王国政府: 2010年には80,000ドル
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3.  平和の定着・グッドガバナンス

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3-1.紛争予防

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[2]その他 ● 地域経済共同体(RECs)によるアフリカの平和と安定のための努力を支援 日本政府/西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS) ECOWAS拠出金を通じた支援
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4.  環境・気候変動問題への対処

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4-1.緩和

4-1.(1) 緩和策の推進

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[2]クリーン開発メカニズム(CDM)の更なる実施のため、プロジェクトの形成及び啓発キャンペーンを促進し、各国政府に設置される国家指定機関(DNA)の体制及び能力開発を支援する。 ● 持続可能な土地・森林経営への投資と、「途上国の森林減少・劣化に由来する温室効果ガス排出の削減(REDD)」における、排出削減及びカーボン・ファイナンスの機会の特定を支援する 日本政府/世界銀行グループ 日本政府:「クールアース・パートナーシップ」又は「鳩山イニシアティブ」に基づく支援(※注)

4-1. (2)クリーン・エネルギーの利用促進及びエネルギー・アクセスの改善

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[2]電力へのアクセス改善及び電力の効率的利用を促進するために送電網の整備・管理を支援し、包括的な農村開発プログラムを通じて、貧困層の安価で効率的なエネルギーへのアクセスの改善を促進する。 ● 居住地に明かりを灯すための安価かつクリーンなエネルギーの提供を支援する UN-HABITAT 水と衛生信託基金を通じて計画を支援(100万ドル)

4-2.適応

4-2. (1)自然災害への対応策

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[2]早期警戒体制の構築やコミュニティ・レベルでの自然災害への対処能力の強化を支援する。 ● 災害予防及び災害マネジメント能力の支援(干ばつや洪水、自然災害に脆弱な主要な国々に重点を置く) 日本政府/世界銀行グループ 日本政府: 「クールアース・パートナーシップ」又は「鳩山イニシアティブ」による支援を実施(※注)

4-2. (3)その他

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
● 「アフリカにおける気候変動対策に関する国際的パートナーシップ構築のための日・UNDP共同枠組」の下で、国家、地方及び地域共同体レベルでのアフリカの国の気候変動への対応、特に適応への取組を支援する 日本政府(外務省)/UNDP/地球環境ファシリティー(GEF) (1)日本政府(外務省):“クールアース・パートナーシップ”の一環として9,210万ドルの資金を提供する
(2)UNDP:プログラムを実施
(3)UNDP/GEF:3,100万ドルの資金を提供する
● 気候変動の影響への対応に取り組んでいる居住地の援助のためのイニシアティブを支援する。 UN-HABITAT イニシアティブを支援する(300万ドル)
● 国家および地域レベルでのアフリカ諸国の気候変動への適応の試みを支援する 日本政府(外務省)/UNDP 日本政府(外務省):「日・UNDPパートナーシップ基金」を通じてプロジェクトを支援
UNDP:プロジェクトを実施(100万ドル)

4-3.水と衛生

4-3. (0)全般

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
日本政府(外務省)/JICA/世界銀行グループ 日本政府(外務省)/JICA:水と衛生に関し、300億円の無償資金協力・技術協力を実施(注※)

4-3. (2)安全な水及び衛生施設へのアクセス

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[1]適正な価格の技術を用いた給水・衛生施設の整備を促進する。
[2]水・衛生システムの管理者及び利用者の能力構築を支援し、手洗いの励行等衛生的生活習慣改善のための啓蒙キャンペーンを促進する。
● 水・衛生施設整備の推進。(例:ソーラーパネル付き井戸を含む給水施設やトイレの設置等) 日本政府(外務省)/JICA 650万人に対し、安全な飲料水を提供
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5.  パートナーシップの拡大

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5-1.南南協力を促進‐アジア・アフリカ協力、アフリカ・アフリカ協力

横浜行動計画 日本/実施主体により提案された支援策 実施主体 リソース及び貢献
[1]アフリカ域内及びアジア・アフリカ地域間で、能力及び技術を効率的に移転し、知識及び経験を共有し、共同研究を促進する。 ● 南南協力を通じ、効果的な技術移転及び能力構築を促進する 日本政府(農水省) (1) 2006-2012年度*に、FAOの信託基金に資金提供、(2) 研修・セミナー(稲作、水産養殖、市場アクセス及び小規模灌漑)開催(2008年度:9800万円**、2009年度:1億2700万円)
● 安全保障の概念、そして計画や活動実施に対する当概念の細心の応用に対するアフリカ現地NGO(またメンバー協定先)の理解を推進し、アフリカ内で経験の共有を広くはかる。 国際家族計画連盟(IPPF)アフリカ地域事務局
ならびにリプロダクティブ・ヘルス・ウガンダ(RHU)、リベリア家族計画協会(FPAL)、アンゴラ家族計画協会(ANGOBEFA)、Association de Bien-Etre Familial- Naissances Desirables (ANEF-ND:望ましい出産-家族協会) の、アフリカにおけるIPPF協定メンバー。
アフリカにおける安全保障とリプロダクティブヘルスの研究
[2]アジア・アフリカ間の関係を強化するため、人的交流、貿易・投資及びサービス分野を促進する。 ● アジア・アフリカ知識共創プログラムの拡充(AAKCP) JICA JICA:経営改善を促進するため、AAKCPを12か国に拡充

●具体的なプロジェクトは、日本政府・その他の実施機関(ドナー・国際機関等)・アフリカ諸国の協議を通じて選定。
●黄色地の項目は、TICAD IV終了後(2008年度)に表明された支援策。
●ピンク色地の項目は、TICAD IV終了後(2009年度)に表明された支援策。



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