国際保健

令和6年3月4日

1 グローバルファンドとは?

  • グローバルファンドは、三大感染症(エイズ、結核、マラリア)に対処するための資金を集め、その資金を最も必要とする地域へ振り向けるため、日本が主催した2000年7月のG8九州・沖縄サミットでG7/G8サミット史上初めて感染症対策を主要議題の一つとして取り上げたことが契機となり2002年1月に設立されました。その目的を効果的に果たすため、政府や国際機関だけでなく、民間財団、企業等の民間セクター、NGOや感染症に苦しむコミュニティーといった市民社会が一体となってパートナーシップを組み、開発途上国における三大感染症の予防、治療、ケア・サポートおよび保険システム強化のために資金協力を行っています。
  • 日本政府が主要ドナーの一つであるグローバルファンドは、2021年末までに、支援対象国での三大感染症による死亡率を半分以下まで減少させ、5,000万人以上の命を救うことに貢献したと推計されています。日本は、この世界基金に対して2023年から2025年の3年間で最大10.8億ドルの拠出を行うことを表明しており(累計では43億ドル)、理事として世界基金の意思決定に直接参画するなど2030年までの三大感染症の撲滅に向けて責任ある役割を果たしています。

 詳細はこちら:世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)
 参考三大感染症について

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