外務副大臣・外務大臣政務官

平成25年10月18日

 18日、木原誠二外務大臣政務官は、國井修・世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)戦略投資効果局長の表敬を受けたところ、概要は以下の通りです。

  1. 國井局長より、世界基金は2000年のG8九州・沖縄サミットで、感染症対策がG8サミットのテーマとして初めて議題に取り上げられたことが契機となって発足した機関であることを紹介しました。そして、世界基金の支援で、これまでに530万人がエイズ治療薬を、1100万人が結核治療を受け、3.4億帳のマラリア予防用蚊帳が配布され、多くの人命が救われてきたことに言及しつつ、今後とも、日本からの寛大な支援を期待している旨を述べました。
  2. これに対して、木原政務官から、日本はかねてより感染症対策を重要分野として取り組んできており、安倍総理が9月の国連総会一般演説で述べたとおり、来る第4次増資会合においては、世界基金設立の提唱者である日本として、ふさわしい貢献を行いたいと考える旨述べました。
  3. この他、世界基金と国際協力機構(JICA)の連携の促進や、日本が打ち出したユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)の取組と世界基金の協力の可能性について、意見交換を行いました。

(参考)世界エイズ・結核・マラリア対策基金(世界基金)
エイズ・結核・マラリアの三大感染症対策のため、政府・国際機関・民間セクター・NGO・市民社会が一体となってパートナーシップを組み、疾病予防、治療、ケア・サポートのための資金支援を行う機関。2002年設立。


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