国際保健

平成28年2月4日
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  1. 本4日,午前11時45分から約30分間,木原誠二外務副大臣は,訪日中のアイーダ・クルトビッチ世界エイズ・結核・マラリア対策基金(グローバルファンド)理事会副議長の表敬を受けたところ,概要は以下のとおりです。
  2. 冒頭,木原副大臣から訪日を歓迎し,我が国とグローバルファンドは,昨年9月の国連総会に際するユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に関するサイドイベントを共催した他,昨12月には我が国がグローバルファンド第5次増資会合を主催し,いずれも緊密な協力に基づき成功裏に開催されたことに言及し,国際保健の重要性を国際社会に示すことができたものであるとの評価を述べました。
     また,木原副大臣は,本年のG7議長国やTICADVIの機会を通じて,公衆衛生危機への対応及びUHCを推進し,保健システムの強化に積極的に貢献したい考えである旨述べ,グローバルファンドが取り組む三大感染症対策の支援が,UHC推進に高い相乗効果をもたらすことを期待する旨述べました。
  3. これに対し,クルトビッチ理事会副議長から,2000年G7九州・沖縄サミットがグローバルファンド設立の契機となったことや,日本の継続的な知的・財政的貢献に対して謝意の表明がありました。また,グローバルファンドの支援を受けて自身が感染症対策の現場で活動した経験談を交えつつ,グローバルファンドの支援によって救済された命は累積1700万人にのぼる等の成果を挙げており,三大感染症の流行終息という国際目標の達成に向けて引き続き協力していきたい旨述べました。
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