ODA(政府開発援助)

(Rural development project in Bihar)
平成27年7月7日
裨益コミュニティーでの住民会議の様子
国名 インド
事業期間 2012年3月16日~2013年3月15日
分野 教育・人づくり
実施団体

プロジェクトの概要

 ビハール州はインドの中でも貧困層が居住する地域であり,最も開発の遅れた地域の一つである。加えて2008年8月,モンスーンによる大洪水に見舞われ,その影響が未だに残されている。本事業地であるマデープラ郡はカースト制度が残る地域であるが,地域の発展のためにはカーストを超えた対話を促すことが不可欠であるとして,カーストを超えて構成された村落開発委員会が設立されている。本委員会を中心に,これまでもコミュニティ会議を行ってきているが,現在は開催場所が確保できないためにハイカーストの自宅中庭で行っている状況にあり,最も低いカースト階層の住民は会議の場に入ることができないことから,参加を見合わせざるを得ず,住民間の意思疎通促進を阻んでいる。このような状況を踏まえ,階層に関わらず地域住民誰もが利用できるコミュニティセンターの建設により,住民間の意思疎通,村落開発の促進を図るとともに,セミナーや農業研修,技術訓練等を行い,住民の能力・収入向上を図る。

その他特記事項

 なし

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