ODA(政府開発援助)
ODAの歩み
令和6年6月3日
2024年、日本が1954年にコロンボ・プラン(注)に加盟し、アジア諸国に対して技術協力を開始してから、70周年を迎えました。この70年間、戦後間もない時期から高度成長期を経て現在に至るまで、日本の政府開発援助(ODA)は、日本が国際社会の責任あるメンバーとして地域や世界の様々な課題への取組に貢献し、それを通じて、日本自身の平和と繁栄を築いていく上でも大きな役割を果たしてきました。
(注)1950年に提案されたアジア太平洋地域の国々の経済社会の発展を支援する協力機構。日本も加盟国として1955年から研修員受入れや専門家の派遣といった技術協力を行いました。
1954~1960年代:日本のODAのはじまり
- 1954
- コロンボ・プランに加盟し、技術協力開始
- 1958
- 円借款開始(最初の供与先はインド)
1960年代~1980年代:日本のODAの拡充と多様化
- 1965
- 青年海外協力隊創設
- 1968
- 無償資金協力(食料援助)開始
- 1974
- JICA(国際協力事業団、現:国際協力機構)設立
- 1978
- ODA第1次中期目標(ODAを3年間で倍増)発表
- 従来のアジア集中からグローバル展開へ
- 1987
- 国際緊急援助隊の派遣に関する法律が成立
- 1989
- 米国を抜き、トップドナーとなる
1990年代:トップドナーとしての取組
- 1992
- ODA大綱策定
- 1993
- TICAD(アフリカ開発会議)プロセスの開始
- (オーナーシップとパートナーシップ)
- 1997
- 初の太平洋・島サミット開催
2000年代~:21世紀の新たな開発課題への対応
- 2003
- ODA大綱改定
- 2015
- 開発協力大綱策定
- (ODA大綱改定)
- 持続可能な開発のための2030アジェンダ採択(SDGsの策定)
- 2022
- 第8回アフリカ開発会議(TICAD8)開催(於:チュニジア)
- 2023
- 開発協力大綱改定
- 2024
- 第10回太平洋・島サミット(PALM10)開催(於:東京)
- 国際協力70周年