ODA(政府開発援助)

Project for Strengthening Maternal Care in San Lucas and San Antonio de Flores Municipalities (Phase 1)
令和7年10月7日
伝統的産婆研修(分娩介助)

プロジェクトの概要

国名:
ホンジュラス
事業期間:
2022年3月1日~2023年2月28日
分野:
医療・保健
実施団体:

 本事業は、エル・パライソ県の2市において、妊産婦死亡ならびに新生児死亡の減少に寄与すべく、妊産婦が基本的な保健サービスを享受できる環境を整えることを目的に実施される。対象地域の施設分娩率は県全体の半分程度にとどまっており、搬送システムも整っていないため緊急時に対応できず、妊産婦の死亡につながっている。妊婦が施設分娩を選択するためには妊婦自身と家族が周産期のリスクを理解し、施設分娩の重要性を認識する必要がある。しかし、事業対象地域にある6か所の保健所は、資機材、人材ともに不足し、妊婦健診で必要な検査が実施できておらず、リスクの発見が困難な状況にある。
 本事業の実施にあたっては、新型コロナウイルス感染症の拡大による受診控えや自宅出産が増加している現状も踏まえた上で、保健所における検査体制の拡充と救急搬送システムの構築、保健所スタッフの知識と技術の向上、妊婦に近い存在である保健ボランティア及び伝統的産婆への研修と保健所との連携強化、妊産婦を含む住民の周産期と安全な出産に関する理解の促進に取り組み、妊産婦の適切な選択を後押しする。

プロジェクトの進捗

事業の開始前

ベースライン調査(妊娠・出産経験)
サン・ルカス市長との会合

事業の完了時(第1年次)

検査実施研修におけるHIV検査の練習
妊婦クラブでの体操
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