ODA(政府開発援助)
第430回開催報告
岡山東ロータリークラブ(岡山学芸館高等学校)
令和元年7月4日
2019年6月6日,岡山東ロータリークラブの依頼によりSGH指定校(注)である岡山学芸館高等学校で,国際協力局民間援助連携室の橋本事務官と特定非営利活動法人AMDA社会開発機構(令和元年度NGO相談員)の山上職員を講師として派遣し,ODA出前講座を実施しました。
今回は,1年生約200名を対象に「ODAとは?海外で通用する日本人の心構えとは?」をテーマに講義を行いました。
(注)SGH=スーパーグローバルハイスクールは,将来,国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成を図ることを目的とした文部科学省指定の学校のこと。
参加者からの感想(抜粋)

- 海外と日本の交流があってこそ,世界は成り立っているのかなと思った。様々な世界のつながりを知ることができた。
- ODAについて知ることで,今苦しんでいる国を助けるためには何が必要か,どんなことを考えれば良いか,知ることができ,とても良い経験となった。
- 国際協力への関心を高めることができ,心構えが変わった。
- ODAは146カ国の開発途上国に資金協力や人道的協力などをしていることを知った。もし自分が開発途上国にいるとしたら,こんな協力をしてくれたらすごく嬉しいと思った。なので,国際協力をもっとやっていかないといけないと思った。
- ODAは医療での支援しかやっていないイメージがあったが,公共事業の様なことも行っているのだなと思った。
- ODAは政府だけが関わっていると思っていたが,民間との関わりも強く,様々な取り組みを行っていたことを知って,より身近に感じられた。
- カンボジアの島と島との間に橋を通したということを聞き,移動時間が5時間から5分になったことはとても素晴らしいと思った。
- 草の根支援という言葉が心に残った。
- 1日200円以下で暮らしている人が世界に7億人もいるということに驚いた。7億という数字は日本の人口の約7倍。今日の講演では,日本で暮らしている僕たちがどれだけ恵まれているか再認識することができた。
- 一方的に日本から支援ばかりしていると思っていたが,実はそうではなく,日本が危機だったとき助けてくれたことを知り,ODAの取り組みに興味が出てきた。
- 日本の支援は,支援する国に資金提供や技術を教えるだけではなく,支援がなくなっても経済の成長ができるようにしたり,人間の安全保障といった特徴があったりすることを知れて良かった。
- 学校に行くのが当たり前だけど,この世界にはまだまだ恵まれていない子どもたちがいるということがよくわかった。これからもっと社会の手助けになるよう,勉強に励みたい。そして,私たちの世代で貧困の人々をなくしていきたい。
- 海外支援のやりがいについて,「言葉の壁や文化の違いはあるが,多くコミュニケーションを取ることによってわかり合うことができる」という話を聞いてとても貴重な意見だと思った。
- 日本も震災になったとき,他の国から国際協力を受けていたというのが印象に残った。
- 今の世界の状況を知ることは,SGH活動や,ボランティア活動をするときに役立てていきたい。日本の戦後の経済発展は,世界から援助があったことを忘れないようにしたい。
- 岡山でAMDA
が作られて活動をしていると知り,参加してみようと思った。自分が今できることをして,自分から動いていこうと考えた。また,勉強をたくさんして海外に行く機会があれば行こうと思った。
- 私は開発途上国は遠く,自分にできることは無いと思っていたが,岡山にいても,彼らのために貢献できることがあるのだと知った。まずは開発途上国のことに関心を持ち,よく理解したいと思った。
- ODAやNGOなどが行っていることは,私たちには関係ないと思っていたが,そうではなかった。私たちも世界の小さなことにも目を向けて,国際社会で活躍できる人になりたいと思った。
- 世界へ目を向けるための良いきっかけとなった。知ろうとすること,好奇心が大事なんだと思った。
- 表やクイズ,動画
を使った説明でとてもわかりやすかった。
- 鷹の爪団のアニメでの説明は見ていてとてもわかりやすかった。