ODA(政府開発援助)

Support Reactivation and strengthening of the economy of returnees in FATA through livestock sector (Phase 2)
令和5年8月14日
引換券で、牛を受け取る脆弱世帯民

プロジェクトの概要

国名:
パキスタン
事業期間:
2017年2月26日~2018年2月22日
分野:
農林業
実施団体:

 アフガニスタンと国境を接する連邦直轄部族地域は、パキスタン国内においてもっとも開発が遅れた地域である。2008年以来この地域に居住する住民は国内避難をせざるを得ない状況となり混乱が悪化している。ハイバル管区においては、国内避難以前から家畜が重要な生計の位置を占めていたが、国内避難から帰還するまでの間に家畜を失った人々は少なくなく、2015年6月に同管区で行われた国連人道問題調整事務所による状況調査では20.6%の帰還民が大型家畜を完全に失い、うち11.1%が生計手段を家畜のみに頼っていることが分かった。本事業では帰還民の生計回復を目指し、本事業の裨益世帯に対して、家畜の配布及び飼育に係る支援ならびに家畜管理に関する知識向上支援を実施する。更に生計回復委員会の設立を通して、食料安全と経済回復・経済的格差の削減を目指す。

プロジェクトの進捗

事業の開始前

酪農に必要な栄養補給食と駆虫薬を配布
栄養分の豊富なモット草を栽培配布

事業の完了時(第2年次)

ユースグループによる牛乳回収・卸し
牛の人工授精方法と家畜管理法を学ぶ
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