ODA(政府開発援助)

Project for Promotion of Home Gardening for Improvement of Nutrition and Livelihood in Vado Ancho Municipality (Phase1)
令和6年3月21日
地産地消を目的にパイロット市場を開催

プロジェクトの概要

国名:
ホンジュラス
事業期間:
2020年3月1日~2021年2月28日
分野:
医療・保健
実施団体:

 バド・アンチョ市は、ニカラグアと国境を接するエル・パライソ県の南西部に位置する乾燥地帯で、年間を通じて高温が続く一方、降雨量は全国平均と比較して少ない。甚大な干ばつ被害が出ることもあり、過去に緊急食料支援が行われることもあった。住民の大多数が農業を営んでいるが、多くは零細農民であり、気候条件や水利の制約から生産性が低く、十分な収穫物を得ることができていない。栽培している作物も自家消費用の穀類や豆類がほとんどで、別途動物性タンパク質や野菜・果実などの食糧を調達する余力も限られていることから、摂取量も栄養バランスも十分でないと考えられる。本事業では、家庭菜園の知識と技術をパッケージ化した同モデルを「普及させる仕組み」を確立し、その普及プロセスを通じ、地域住民の食料確保を促進するとともに、収穫物の「長期保存」や「市場の設置」によって地産地消の場を提供することで、地域住民が多様な食物を摂取することを促し、栄養改善および将来の生計向上につなげることを目指す。

プロジェクトの進捗

事業の開始前

必要な村には貯水設備(ため池)を設置
農民青空学校で有機肥料の作り方を指導

事業の完了時(第1年次)

事業スタッフが家庭菜園技術を巡回指導
食品乾燥機を導入しパイナップルを試作
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