ODA(政府開発援助)
アルタ・ベラパス県におけるジェンダー平等促進事業(第1年次)
(Promoting gender equality in Alta Verapaz, Guatemala (Phase 1))
令和3年10月14日
プロジェクトの概要
- 国名:
- グアテマラ共和国
- 事業期間:
- 2017年12月1日~2018年11月30日
- 分野:
- 教育・人づくり
- 実施団体:
本事業地である、ラ・ティンタ市及びチュクル市は、グアテマラで最貧地域の一つであることに加えて、この2市は男性優位の文化が特に根強く、小学校高学年になる女子は、学校に行くよりも家の手伝いを親から仕向けられ、中退を余儀なくされるなど、知識を身に付け発言し、自身の将来を考える能力を養うことが難しい環境にある。そのような文化・風習から、女子の人生は極めて受動的になり、早すぎる結婚や出産を強いられ、自立の機会を奪われるリスクが大きい。また、学校に安心して使用できるトイレ設備がなく、教師と生徒は近隣の民家のトイレを利用したり、屋外で用を足しており、初潮をむかえる時期に、学校を退学する女子生徒が多い。教師もジェンダーについて訓練を受けていないため知識が乏しい。
本事業では、女子を取り巻く関係者の能力強化と女子生徒が安心して使える衛生設備の建設・修繕を行い、女子生徒の中退数の減少を目指す。