ODA(政府開発援助)
タケオ州における母子健康改善事業(第2年次)
(Improving Maternal and Child Health Project in Takeo Province (Phase 2))
令和2年1月21日
国名 | カンボジア | |
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事業期間 | 2018年3月1日~2019年2月28日 | |
分野 | 医療・保険 | |
実施団体 |
プロジェクトの概要
カンボジアは近年経済発展を遂げつつあるものの,一人当たりGDPは1,094ドル(2014年,世界銀行)とアセアン諸国の中では今なお最貧国の一つです。特に母子保健において妊産婦死亡率や5歳未満児死亡率が依然高く,都市部と農村部の格差が顕著となっています。本事業の実施地であるタケオ州は住民の大半が貧しい小作農であり,低体重児が22.7%(2014年CDHS)にのぼるなど栄養不良児の割合が高く,保健サービスが貧困世帯へ十分に行き届いていません。本事業では保健スタッフの能力強化により母子保健サービスの質を高めるとともに,「コミュニティ保健栄養基金」を通じて保健サービスへのアクセス改善を図ります。またコミュニティでの栄養改善活動を展開し,家庭での食事習慣を改善し乳幼児の栄養不良率の低減を目指します。