1-2. 貿易・投資・観光 [ 成長の加速化 ]
1-2-1. 貿易の促進・拡大
横浜行動計画 | 日本/実施主体により提案された支援策 | 実施主体 | リソース及び貢献 |
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[1]アフリカの全ての後発開発途上国を原産とする全産品を原則的に対象とした無税無枠の市場アクセスを提供する | 日本政府 | ||
[2]日本の「貿易のための開発イニシアティブ」を含む支援の加速化により、アフリカ諸国のグローバルな競争力を強化するための「貿易のための援助」(AfT)を増進し、また、世界貿易(WTO)ドーハ開発アジェンダ交渉の早期かつ公平でバランスの取れた妥結に向けた支援を行う | ● アジア諸国の知見の活用及び技術協力の提供を含めた、アフリカ諸国の貿易及び「貿易のための援助」(AfT)拡大を推進 | 欧州委員会/EU加盟国/日本政府/JICA/世界銀行グループ/アジア諸国及びその他支援国 | 欧州委員会:EUのAfTの枠組みで年20億ユーロを拠出、うち○割がアフリカ向け(※注) |
日本政府(外務省):国際機関と協力しつつ、貿易関連の技術プロジェクトに対する資金援助実施 | |||
JICA:貿易分野での人材育成数を10倍にする | |||
世界銀行グループ:南南協力及びアジア・アフリカ諸国の知識共有を促進し、貿易政策関連の能力構築に技術支援実施 | |||
[2]日本の「貿易のための開発イニシアティブ」を含む支援の加速化により、アフリカ諸国のグローバルな競争力を強化するための「貿易のための援助」(AfT)を増進し、また、世界貿易(WTO)ドーハ開発アジェンダ交渉の早期かつ公平でバランスの取れた妥結に向けた支援を行う [3]一村一品運動の更なる推進により、アフリカにおける産品開発及び輸出振興を支援する |
●「貿易のための開発イニシアティブ」に基づき、一村一品イニシアティブを促進し、以下の方法によりアフリカ産品の日本へのマーケットアクセスを改善すべく新たな包括的枠組みを構築 (1)アフリカ産品に係るコンサルテーションの実施 (2)日本からアフリカへの専門家派遣 (3)市場調査を目的としたアフリカ関係者の日本への招へい (4)ビジネス・セミナーの開催 (5)日本での専門見本市へのアフリカ企業出展支援 アフリカ産品を商品化する日本企業を支援するための「開発輸入実証スキーム」の拡大 |
日本政府(経産省)/JETRO | JETROの「一村一品運動(OVOP)」予算を拡大 |
[3]一村一品運動の更なる推進により、アフリカにおける産品開発及び輸出振興を支援する | ● 経済成長および貧困削減の手段として、新たな技術支援プログラム「一村 - 産業クラスター」の開発と応用 | 日本政府(外務省)/国連工業開発機関(UNIDO) | 日本政府(外務省)/UNIDO:2009年-2010年に565,000ドル |
[4]OSBPのようなプロジェクトを通じてインフラ管理能力を向上する | |||
[5]貿易慣行の改善、並びにアフリカ諸国及びRECsの貿易政策立案・調整能力の向上を支援する | ● 貿易実務及び貿易金融に関する能力強化支援 ● セミナーや訓練を提供。貿易保険を拡大し、アフリカ諸国のアフリカ貿易保険庁(ATIA)加盟を支援 |
世界銀行グループ | (1)国際金融公社(IFC)貿易金融プログラムを毎年10億ドルに拡大 (2)アフリカ貿易保険機構(ATIA)への新規加盟を支援 |
[6]その他 | ● ジェンダーと送金に関する研究と能力構築を支援し、地域開発のための送金の効果的な利用を促進 | 日本政府(外務省)/UNDP/婦人の向上のための国際訓練研修所(INSTRAW) | UNDP・日本WID(開発と女性)基金を通じてジェンダーに対応した地域開発を支援 |
1-2-2. 外国投資の奨励
1-2-3. 民間セクター開発支援
1-2-4. 観光促進
横浜行動計画 | 日本/実施主体により提案された支援策 | 実施主体 | リソース及び貢献 |
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[1]アフリカ諸国への観光トレーニングプログラム等を通じた、アフリカ諸国の観光開発に向けた治安、接客管理、インフラ、環境面における制約に対応するための取組を奨励し支援する | ●アフリカの地域観光研修センターと協力して、研修プログラムや専門家派遣を含む能力構築プロジェクトを実施 | JICA | 観光分野における人材育成数を10倍にする |
[2]アフリカの観光地への親しみを増進し、アフリカ及びアフリカの提供するものに対する理解を深めるための観光業者に対する支援を行う | ●アフリカの観光地への親しみを増進し、アフリカ及びアフリカの提供するものに対する理解を深めるために、非アフリカ諸国の観光業者に対する支援を行う | 世界銀行グループ | 少なくとも5カ国で観光プロジェクトの継続・拡大 |
[3]2010年に南アで開催されるサッカーワールドカップの機会を利用し、観光フェアの開催等を通じた長期的な観光促進を支援する | ●2010年南アフリカ・ワールドカップを勘案しつつ、観光フェア等のイベントの機会を捉え、長期的な観光促進に取り組む | 日本政府(国土交通省)/日本政府(外務省) | 毎年開催の観光フェアのアフリカ部門を促進 |
●具体的なプロジェクトは、日本政府・その他の実施機関(ドナー・国際機関等)・アフリカ諸国の協議を通じて選定。
●黄色地の項目は、TICAD IV終了後(2008年度)に表明された支援策。
●ピンク色地の項目は、TICAD IV終了後(2009年度)に表明された支援策。