ODA(政府開発援助)

神戸大学
令和7年12月23日

 2025年10月、神戸大学において、国際協力局国別開発協力第三課の門脇史弥首席事務官が、日本の開発協力と対アフリカ協力をテーマに、具体的な事案の紹介を交えながら、国際人間科学部の1年生の170名に向けてオンラインで解説しました。

ライブ配信によるODA出前講座に参加する神戸大学の学生たち。正面のスクリーンには、門脇講師が説明を行っている様子が映し出されている。

参加者からの感想(抜粋)

  • ネット上にはさまざまな情報がありますが、講義を通じてODAの実態や予算規模、支援の目的を知り、誤解が解けました。事実に基づいた理解の大切さを実感しました。
  • 日本のODAは相手国の発展を支えるだけでなく、日本の国益との調和も図りながら実施されていることがわかりました。国際協力の仕組みをより立体的に捉えられるようになりました。
  • 日本には長年の実績から生まれた信頼に基づく協力の強みがあると知り、日本が国際社会で果たしている役割を前向きに考えられるようになりました。
  • 外務省・JICA・NGOがそれぞれ異なる立場から協力し、多様な主体が関わって国際協力が進められていることがわかりました。
  • ODAは単なる利他的な支援ではなく、日本の国益とのバランスを考慮して実施されていることを学びました。国際協力の現実的な側面にも触れることができました。
  • ODAは相手国への一方的な支援ではなく、双方の利益につながる相互的な協力であると感じ、国際協力がより身近に感じられました。
  • 日本が国内で蓄積してきた災害対応の経験が、海外での支援にも活かされていることを知り、日本の国際協力の価値を改めて実感しました。
  • 具体的な事例の紹介や丁寧な説明により、これまで遠く感じていた地域を身近に感じることができました。質疑応答を通じて、ODAの目的や取り組みへの理解も深まりました。
  • 外務省がどのように国際協力に関わり、政策を形づくっているのかを知ることができ、将来の進路を考えるうえでも大変参考になりました。
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