ODA(政府開発援助)
第578回ODA出前講座 開催報告
群馬県立中央中等教育学校
令和7年6月25日
2025年5月、群馬県立中央中等教育学校において、国際協力局開発協力総括官室の山本夏穂主査によるODA出前講座を実施しました。今回のテーマは「日本の開発協力の役割」で、3年生及び4年生の250名が参加しました。


参加者からの感想(抜粋)
- 日本のODAの歴史、これから求められるODAについて知ることができ、模擬国連の交渉等で活用できると思いました。今回の内容を活かし、課題の深掘りにつなげていきたいです。
- 「ODA」という言葉も知らず、日本が開発協力を行っていることを知っていても、その内容や意義については知りませんでした。今回の講演で日本が強みを活かして世界に貢献していることを知り、ODAは必要だと思うようになりました。
- 多くの過去例を上げて説明していただき、理解を深めると同時に興味と意欲が湧き、自分も国際的な活動に参加して、社会の役に立ちたいと考えるようになりました。
- 世界で困っている人のクイズの後に、日本が実際に行っている協力を知り、SDGsとも関連付けて考えられました。地域ごとや個々の国の課題に合わせて支援を行うことが大切だと分かりました。
- 実際に海外で活躍している外交官の方からODAの取組を聞くことが出来る機会はとても貴重で、とても憧れているので刺激を受けることができました。
- 開発途上国の取組や状態が私達の国も含め世界全体にも影響すること、支援を受けた先でもずっと使える技術を提供すること、いずれは開発途上国と先進国の差が極めて少なくなることを見越した上での「共創」も意識しているということなどを知り、ODAに対する理解が深まりました。
- 日本に関係なさそうな世界的な問題は気にしなくてもいいのではないかと思っていましたが、世界はつながっていること、意外と関係していることがわかりました。日本の課題を考えるときも、世界の課題とつなげて考えたり、自分事として捉えていきたいです。
- これからは援助ではなくお互いの国をパートナーとして協力していかなければならないということに共感しました。
- 講座を聞く前はODAについての知識がほぼありませんでしたが、お話を聞いてODAに携われる仕事で働いてみたいと思うようになりました。
- 発展途上国の開発は、慈善活動家や非政府組織によって行われていると思っていましたが、日本政府も開発協力を行っていることがわかりました。
- 世界共通の課題に取り組む上で、はじめは自国に利益がなくとも、他国の課題に一緒に取り組む国を増やし、結果的に自国に利益が返ってくるというサイクルを知ることができ、世界に幅広く目を向けて課題を考えていきたいと思いました。
- 講義の最後にお話いただいたask not what your country can do for you, ask what you can do for your countryという言葉に共感しました。