ODA(政府開発援助)

令和元年6月26日

 2019年6月5日,大妻女子大学で,総合外交政策局女性参画推進室の松田室長を講師として,ODA出前講座を実施しました。今回は,社会情報学部社会生活情報学専攻3年生12名を対象に「途上国の女性たちが直面している問題と日本のODA ジェンダー平等と女性のエンパワーメント」をテーマに講義を行いました。

(写真1)大妻女子大学1
(写真2)大妻女子大学2

参加者からの感想(抜粋)

  • 途上国の女性のためにODAが様々な取り組みをしていることがよくわかった。また途上国では小学校に通えない子供や安全な水を得られない人が沢山いることを知り,少ししか力になれないと思うが,募金など自分に出来ることを積極的にしたいと思った。
  • 今回の講義で,海外には,女だから教育を受けられないという国や,家の中で家事をしろと言われている国があることを知った。しかしそれは違うと思う。男も女も平等な世界に早くなってほしい。
  • 個人的に男女差別を感じたことはなかったが,世界にはあらゆる形態の男女差別がある事がわかった。もっと世界中の人が,男女差別を含む,世界が抱えている問題について深く認識し,積極的に協力し合える世の中になるといいなと思った。
  • 今回の講義で,日本に住んでいたら想像もできないほど多くの子供たちが学校に通えていないことや国際支援の必要な国が多くあることを知ることができた。特に,学校に通えていない女の子が学校に行けるようになると,収入や農業生産高が上昇するなど,あらゆる面で利益が生まれることを知り,ジェンダー平等は時間がかかっても達成すべき目標であると再認識させられた。
  • 世界には教育・生活面で性差別を受けている女性が多くいる一方,女性の社会進出に向けた活動も行われており,日本もODAという形で様々な国に支援を行っていることを知った。この支援金がどのような形で利用されているのかさらに知りたくなった。
  • 今まで日本における男女平等について学ぶ機会は多く,とくに育児の役割問題などについて学んできたが,今回,国際的な視点からジェンダーの平等について知ることができた。女性が社会で活躍することで,経済成長が進み,社会開発が促進されることを始めて学んだ。
  • そもそもジェンダーの意味をきちんと理解できていなかったので,知ることができて良かった。世界の女性たちが抱える課題について知る機会があまりなかったので学べて良かった。そうした課題に対してSDGsなどの取り組みによって良い効果が現れていることを知ることができ,とても良かった。
  • 日本で生活しているとどうしても他国で起こっている紛争や飢餓などの深刻な問題は少し遠い話のように思ってしまいがちだが,そうではなく,先進国の日本だからこそ世界に目を向け途上国の支援を行っていく必要があると感じた。
  • 皆が平等に学校に通え,働くことができ,男性,女性それぞれの良さがいかされる,そうした世界にするために,ODAの果たす役割は大きいと思った。
  • 私は国際協力・支援に興味があるので,ODAの話は興味深かった。一部の国が進歩していくのではなく世界全体が“leave no one behind”で,平和で安定した生活を送っていけるようにするために,ODAのような事業が大きな意味を持っていると思った。世界には環境,人口,病気など,多くの問題があるけど,「困っている国があれば他国が助けていく」,この姿勢が大切。「自国が良ければそれで良い」という考え方では貧富の格差は広がっていく一方だ。各国がお互いに支え合っていくことで,世界の生活,発展レベルは底上げされていくと思った。
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