ODA(政府開発援助)
第304回ODA出前講座 開催報告
法政大学
平成27年8月21日
2015年7月30日(木曜日),法政大学に外務省南部アジア部南西アジア課の横手文徳課長補佐を講師として派遣しました。今回の出前講座では,法学部後藤ゼミナールの9名を対象に「日印特別戦略的グローバルパートナーシップについて」というテーマで講義を行いました。
講義概要:日印特別戦略的グローバルパートナーシップについて


参加者からの感想(抜粋)
- 「日印グローバルパートナーシップ」について,考え方が変わったように感じました。具体的には,パートナーシップは政府間での意識の擦り合せという意味合いが強いと思っていたのですが,日本の民間企業や市民にとっても,インドとこのような良好な関係であることは,経済活動や人の移動などでも影響を与えるとおっしゃっており,単に政府間だけのものではないと感じました。
- ODAの投資先は成長可能性のある国に比重を傾けていることがわかった。国益にならないと意味がないと思うので,国益になる方に比重を傾けてもいいと思う。
- インドに対してODAをする意義というのがより明確になり,また被援助側の姿勢というのもインドは独特であったので非常に興味深かったです。官民連携のお話でも,NGOなどと協力することで,より小規模で地域・村のニーズに合った援助を行なうことができるということがわかり,官民連携の重要度というのが理解できました。
- 当初,私はODAに対してあまりいいイメージを持っていませんでした。しかし,講義を聞いて,日本の外交のために一生懸命になって働いてらっしゃる人もいるのだなと知ることができ,ODAに対して正の感情が芽生え始めました。もっとODAについて学習していきたいです。
- 自分の学ぶODAやインドのことを,実際に政府機関の方に直接お話を頂けるというのはなかなか無い機会ですし,自分たちの認識と政府としての認識の違いを学ぶことでより今後の勉強に異なる視点を持てるようになったと感じます。
- 特に印象に残ったのは,学生に課された役割はインドを正しく理解することという言葉でした。学生らしい利害関係のない眼で,インドを感じてきたいです。
- 一般の大学生にとって,外務省さんのような省庁さんから直接お話を聞けるというのは非常に珍しいことだと思っていました。しかし今回お話を聞くと,勉強不足の私たちにも丁寧に教えてくださり,海外研修旅行前の大変よい勉強となっただけでなく,実際にインドで働いていらっしゃった方からお聞きしたお話というのは臨場感があり貴重でした