ODA(政府開発援助)
第292回ODA出前講座 開催報告
北海道大学
平成27年7月21日
2015年6月18日(木曜日),北海道大学公共政策大学院に国際協力局の豊田欣吾審議官を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校の50名を対象に「開発協力大綱の決定とODAの新たな展開」というテーマで講義を行いました。
講義概要:開発協力大綱の決定とODAの新たな展開

参加者からの感想(抜粋)
- 今まで,自分の関心分野のODAのみ考えていたが,今回を通して新たに知見も深まり,大変勉強になった。幅広いODAの分野を短時間で包括的に勉強させていただいて,また,現場の声を織り交ぜてお話しいただいたため,今後,国際協力分野への関心が高まった。
- ODAの基本情報や現状,新しい開発協力大綱の概要をバランスよく知ることができた。地方自治体との協力をしているということが新しい発見だった。ODAに対する知識が乏しく,JICAなどの無償のイメージが中心だったので,円借款という有償の,しかし途上国の自助努力を促すシステムでODAが行われていることに驚いた。
- 改めてODAの意義がよく分かった。新しいODAの意義,ODAの良さ,現在の日本外交の良い点を見つけられました。このようなことこそ積極的平和外交であり,もっと国民に知ってもらうよう,外務省は努力すべきではないか。
- 日本(国民)が世界とどう繋がっているかという基本的意識の重要性が再認識できた。
- 経済成長を支援する際に,「質の高い成長」(包摂性など)を意識しているということを知った。
- ODAについて幅広く知ることができたので良かった。意外と知らなかった点もあることに気づくこともできた。
- JICAは北大と連携協定があり,年度を通じてODA及び国際協力の現場における講義をしているので,今後外務省の出前講座と連携できると更に良いと思われる。