ODA(政府開発援助)

平成27年6月29日

 2015年6月12日(金曜日),武蔵野美術大学に大臣官房外務省文化交流・海外広報課の村樫真奈美課長補佐を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同大学の1,2年生152名を対象に「日本のODA」というテーマで講義を行いました。

講義概要:日本のODA

写真1

参加者からの感想(抜粋)

  • 日本が一方的に発展途上国に援助しているのだと思っていたが,戦後日本は他国からの援助で国として回復していくことができたということを知り,恩返しも兼ねてのODAなのだなと理解した。ODAと聞くと主に災害時の援助や発展途上国のための資金や物資援助ぐらいだと勝手に考えていました。しかし,今日の出前講座でその援助内容に驚きました,世界遺産の保護や文化の無償伝達,スポーツに関した援助まで幅広く行っていて,とても驚きました。最初は私たち美大生に何の関係があるのだろうと少し疑いながら聞いていましたが,援助の種類の中に大きく私たちの関わることのできる分野がたくさんあり,とても興味を持つことができました。自分にも何かできることがあるのだとしみじみと感じました。
  • ODAというとどうも資金面の援助というイメージが強く,お金だけ出してあとは丸投げのように勝手に感じていたのだが,技術協力など現場に即した援助をしているということ,災害援助もODAであるということから今までよりも良いイメージを抱くことができるようになった。
  • 戦後日本が世界から支援してもらったり,世界銀行からお金を借りて,新幹線を作っていたことなど,知らなかった世界との繋がりが学べて良い勉強になった。普段過ごしていてもあまりODAとは関わりのないこと,自分とはあまり関係のないことだと思っていましたが,ODAの活動を聞いてとても身近なことなのかなと思いました。
  • 青年海外協力隊について少し興味を持った。一人で途上国へ協力隊として参加すると聞いたが,このような経験はなかなか得られないものだと思うし,自分は何ができるかと考えさせられた。実際に協力隊として途上国に立った時,価値観の変化や広い視野を得られるのではないかと思う。
  • 一般の人でもODAの活動に参加できたり,身近になってきているのを感じた。日本の国際社会における立ち位置や日本の活動が良く理解できた。ODAについてあまりよく知らなかったが,援助や支援の話を聞いていると,とても幅広い活動をしているのだと思った。また,援助だけでなく,そこからの経済発展を考慮して活動していることに驚いた。特に,文化無償資金協力など,その国を文化的に内側から支援していることに興味が湧いた。自分にもできることが外国にあるのならやってみたいと今日改めて思いました。
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