ODA(政府開発援助)

令和4年2月17日

 2022年1月、津田塾大学にて国際協力局国別開発協力第3課の西野課長がODA出前講座を実施しました。今回は、学芸学部国際関係学科の2年生から4年生の約150名に向けて「アフリカにおける日本の開発協力」をテーマとした講義をライブ配信にて実施しました。

(写真1)ライブ配信での講義の様子

参加者からの感想(抜粋):

  • 外務省の方からお話が聞けて、途上国への支援について様々な角度から学ぶことができました。ODAへの知識をさらに深めることができ、多岐にわたる分野で支援を行っていることを知り、新しい学びがある楽しい講座でした。
  • 開発協力に関する概念や用語の説明だけではなく、ODAに携わる外務省の方から貴重なお話を多く聞くことができ、とても良かったです。
  • 講座を通して、日本のODA支援は私自身が考えている以上に行われていることを知りました。特にインフラ支援、母子手帳の配布や日本式教育など、日本の知見を活かした支援を行っている点が印象に残りました。
  • 「日本が〇〇してあげている」という上下関係ができてしまうような支援をしているのだと思っていましたが、日本はアフリカの国々とともに現状をより良くしていくために協力していること、アフリカの人々が自分たちの力で発展してもらうという立場をとっていることを初めて知りました。さらに支援の進め方についても、日本はさまざまな工夫をしているということがわかりました。
  • アフリカという地域がどういった性質を持ち、どのようなポテンシャルがあるのかを説明していただき、今まで自分で見聞きしてきたアフリカとは違った視点からアフリカへの支援について知ることができました。アフリカ地域の面積や国の数、人口は想像していた以上に世界の中で多くの割合を占めているので、アフリカが発展できるよう支援を行い、人々の意見を汲みながら支援することは重要であるということを改めて認識しました。そして日本の支援の課題についても知ることができ、これからますます日本のODAとアフリカの国々の動向に注目していきたいと思いました。
  • 大学の講義では課題点に注目することが多いため、国際支援に対するマイナスの印象が強かったのですが、講義を通じて質の高い支援を行うことで長期的に国と国とのつながりを考慮していることを知り、良い印象に変わりました。
  • 国際社会における日本のODAの評価やどういった支援の形でアフリカと関わっているのかを知ることができました。また、一概にお金を出すだけでなく、様々な関わりの形があることを学びました。さらに講座を通してODAの他の取組みについて興味がわきました。
  • 開発協力は協力している側の国の主導で実施されていると思っていましたが、日本の開発協力は「相手国のオーナーシップを尊重する」ことを非常に大切にしていると聞いて驚きました。相手国の主体性を重んじる姿勢は「相手国にとって真に役立つ支援」に直結すると感じました。
  • 援助と聞くとどうしても善意だけでは成し遂げられないイメージがありました。講座では「開発」や「経済」からの支援を通じて、お互いの国にメリットがある援助のあり方を学べました。日本のODAはSDGsの達成目標にも大きな一躍を担っていると思うので、これからも誠実に続けてほしいです。
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