ODA(政府開発援助)

平成31年2月7日

 2018年12月20日,国際基督教大学高等学校で,国際協力局開発協力企画室の松浦首席事務官を講師として,ODA出前講座を実施しました。今回は,同校の3年生265名を対象に「日本の国際協力について」をテーマに講義を行いました。

(写真1)国際協力局開発協力企画室の松浦首席事務官を講師として講義を行いました
(写真2)「日本の国際協力について」というテーマで講義を行いました

参加者からの感想(抜粋)

  • 「国際協力が政府だけの仕事ではなく,身近な取組である」というのは本当にその通りで,一人一人がそういう意識を持つところから始めることがまず大事なのではないかと思った。それが,世界中で助けを必要としている人たちを少しでも救う第一歩になるのではないかと思った。
  • 日本が実際にインドの地下鉄やカンボジアの橋を建設したり,目に見える形で国際的な援助をしていて感銘を受けた。
  • ブータンは幸せな国として有名だが,昔はそうではなく,日本人の農業の知識,技術支援によって今の姿であることに感動した。他国を援助する上で政治や経済だけでなく,さまざまな知識が求められているのだと思った。
  • 国際協力の具体的な実践例などはあまり知らなかったので,リアルなイメージをつかむことができた。また,現在の世界情勢と関連づけた話があったことで,とても興味深かった。
  • 世界各地に援助を行っていること,援助までのプロセスや葛藤などを聴くことができて良かった。現場での治安によって事業が中止されるなど,たいへんなことがあることも分かった。
  • 「国際協力」の意識が薄れている世界の流れの中でも,他国のために行動できる,そして協力できる日本のODAが存在することの意義は大きいと思った。
  • 正直,海外の人よりも先に国内の人を助けるべきなのではと思っていたが,海外への支援も日本にちゃんと返ってくるのだと理解した。国同士のつきあい方でも,お互い人と人であるから助け合いは大切だと思った。
  • 以前はODAで資金面の援助を行っているけれど,その「お返し」を受けていないと思っていた。でも講義を聴いて,日本も東日本大震災の時に義援金を受けていたと知り,ODAは相互に良いもので,国家間の平和がもたらされるものであると知った。
  • 日本の支援を受けている国が別の国に支援を行い,日本に感謝していると知って,嬉しい気持ちになった。
  • 私がインドにいた時に,デリーでメトロ建設が実際に行われていて,親日の人がたくさんいた。インドでは日本人が暮らしやすかったのも,ODAのおかげだったかもしれないと思うと感謝の気持ちになった。
  • 無償資金協力に関して特に感銘を受けたが,円借款については,その国の為替相場,周辺各国の状況によっては,簡単に状況が変わると思う。その場合の対策についてどうなっているのか気になるので,国民に分かりやすい説明をしてほしいと思った。
  • 資金協力にとどまらない国際協力が存在することに感銘を受け,考え方が変わった。また,非常に興味があったODAに関わる働き方の内容や実情を聞けて,将来の視野が広がった。
  • グローバル化が進む中で,他国と良い関係を築くことは大事だと思う。その中でも,ODAの活動は,他国との関係を良くすることにおいて重要な役割を担っていると感じた。ただ単にお金を使って支援するだけでなく,支援される国のことを考え,持続的に発展できる環境を作っていると思う。
  • 継続的な支援をするためには,その国の経済状況や需要に応じて,どのくらい,何を渡す,または貸すのかを具体的に決めなければいけないということを実際に聞き,国際協力の現場に立つ人は語学力だけでなく,その国への深い理解と真摯な態度が必要なのだと改めて思った。同時に,外交官という仕事にすごく魅力を感じた。
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