ODA(政府開発援助)
第408回ODA出前講座 開催報告
東京農業大学
平成30年9月7日
2018年7月26日,東京農業大学で,国際協力局地球規模課題総括課の小宮課長補佐を講師として,ODA出前講座を実施しました。今回は,国際農業開発学科1年生を中心とした170名を対象に「ODA総論 食料・農業分野を中心に」というテーマで講義を行いました。


参加者からの感想(抜粋)
- 今回この講義を受けて,日本と国際協力の関係について知ることができた。特に,戦後や災害の後の復興は世界中の援助があってこそで,国際協力をすることは最終的には日本のためにもなっていることを感じた。
- 日本が行っている支援の種類や特徴を知ることができて良かった。先進国から途上国への資金フローをもうちょっと頑張って上げて欲しいと思った。
- 国際協力が国をあげて行われていることに疑問を持っていたが,講義の内容を聴きながら,今は自国だけではなく世界的に見ることが経済的な発展につながり,すでに多くの国との貿易なくしては日本は成り立たなくなっているからこそ,先進国だけでなく多くの国に目を向けることが重要なのだと知った。
- ODAを行うことで,その国と友好的関係を築けるとともに,多くの人々がつながると思った。
- 世界の貧困といったものは少なくなってきていると思っていたが,まだまだ貧困というものはたくさんあり,たとえ貧困でなくても発展の余地,支援の必要があると思った。
- 有償資金協力の割合が多い日本に対して,日本は資金がないからだと考えていたが,貸してもらっているからこそ慎重に使う,という考え方で貸していたから,面白いと思った。
- 直接的な支援に加えて,いかに現地の人が自立して豊かな生活ができるかが重要なのだと思った。
- 開発学科に入って,今までは国ごとの問題や知識を学ぶことが多かったが,世界全体で見ての問題や食と農業の関わりについて知ることができて良かった。
- ブータンで1人の日本人が約30年かけて農業技術を指導し,ブータンの未来を切り開いたと聞き,印象に残った。
- 日本の農業技術を多くの国に教えることの大切さが分かった。
- 東京農業大学の学生として,世界の食糧問題についてもっと勉強しようと思う良いきっかけになった。英語ももっと勉強して,社会に出てより役立つ人間になりたい。
- 海外で農業をしたいと思ってこの学科に入ったのが,この講義を聴いてより気持ちが強まった。
- 海外の橋の建設や日本の新幹線の開通など,国際協力が深く関係していることを初めて知って,自分も海外で活躍できるような人材になりたいと強く思った。
- 実際に国際機関で働く方法や,どの職業だとどのくらい海外で仕事ができるかなど具体的な話しを聞いて,大学卒業後の進路について少し考えるきっかけになった。
- ブラジルも戦後日本を支えてあげたということを知って非常に嬉しく思った。日伯の関係がさらに深まるようお互いに協力していけたらと思った。(ブラジル出身の学生より)
- 配布資料“Heartwarming Stories from around the World”(『ODAちょっといい話』の英語版)が良かった。
- 「ODA見える化サイト」を初めて知ったため,見てみようと思った。