ODA(政府開発援助)
第381回ODA出前講座 開催報告
名古屋市立北高等学校
平成30年1月26日
2017年11月17日(金曜日),国際協力局開発協力企画室の小林室長を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同校の国際理解コース2年生の約40名を対象に「日本の国際協力」というテーマで講義を行いました。
講義概要:日本の国際協力


参加者からの感想(抜粋)
- 自分が知らなかった世界の問題や,日本が開発途上国に対してどのような支援をしているのか,詳しく知ることができて良かった。
- カンボジアで日本が橋をつくって移動が前よりも圧倒的に楽になったからとはいえ,紙幣に橋の写真や日本の国旗が描かれているなんて本当にすごいことだし,そこまで日本への感謝の気持ちがあるのだとびっくりした。
- 日本や他の先進国からの支援により,途上国が着々と発展していき,以前よりも豊かな生活ができるようになったり,学校に行けなかった子供たちが教育を受ける機会が少しでも増えていたりするということが分かった。
- 今まで授業でしか耳にしたことのなかったODAがとても身近に感じられるようになった。国家間のことで何となく複雑で遠い世界の話だと考えていたが,実際に日本が外国へもたらした変化を学んだことで認識が変わり,より深くODAについて知りたいと思うようになった。
- なぜたくさんの国に支援をしているのか今までよく分かっていなかったが,日本も戦後いろんな国の支援があったからここまで発展することができ,震災の時も今まで支援していた国から支援を受けたりと,世界中が協力し合っているように感じた。支援をすることで自分の国も一緒に発展していくという考えが素晴らしいと思った。
- 技術協力が支援を受けた国の未来に残せる資産になることは分かっていたが,日本はなぜ無償資金協力もあるのに有償資金協力が多いのか分からなかった。有償資金協力を受けた国のほうが支援が終わったあと自立して国を良い方向へ進められ,日本は今は支援をする側だが昔は受ける側だったので,どのような支援をしてほしいのか他国よりも分かり支援を受ける人々に寄り添った援助ができているのではないかと感じた。
- どのような問題が開発途上国にはびこっているのか,それについてどのように対応して支援していくのか,各国がどういった形で支援しているのかといった国際協力の仕組みと流れのつながりを聞けて一番興味深かった。
- カンボジアのつばさ橋ときずな橋,インドの地下鉄などの目に見える大きな開発協力だけでなく,ブータンへの農業技術提供といった日本の支援が世界に大きな影響を与え,外国とのつながりを生み出すということがどれほど素晴らしいことか考えたことはなかったが,パンフレットやスライドを見ることで気づくことができた。