ODA(政府開発援助)
第329回ODA出前講座 開催報告
相模女子大学高等部
平成28年6月27日
2016年6月6日(月曜日),国際協力局地球規模課題総括課の岩瀬景太外務事務官を講師として派遣しました。今回の出前講座では,同高校1年生360名を対象に「途上国の教育分野の課題と日本の教育支援」というテーマで講義を行いました。
講義概要:途上国の教育分野の課題と日本の教育支援

参加者からの感想(抜粋)
- 世界に成人の非識字者は7-8億人もいて,その2/3は女性であることを聞いて,私は日本では考えられないと思った。なぜなら,日本では幼い頃にひらがなを親から教えてもらい,幼稚園入園時にはだいたいの子供が自分の名前くらいは書けるようになっている。また,男女平等に教育を受けることができる上,中学までは義務教育で“教育を受けなければいけない”となっている。それは世界から見ると当たり前ではないことを改めて感じた。私はこうして教育を受けられていることに感謝して,日々生活したいと思った。
- 高校1年生になってから「発展途上国」について学んでいるため,今回の講話も今後に役立てていきたいと思った。また,「ODA」についてとても興味を持ったので,自分から進んで調べていこうと思った。
- 日本が積極的に,発展途上国など助けが必要な国に援助しているということを再確認できた。女性への教育における問題を具体的に見ることで,何が足りないのかが明白に分かり,問題の原因も具体的に分かった。今日の講演のおかげで自分の夢の幅,知識の幅が広がった。
- 外務省の方のお話を聞き,ODAの具体的な支援のことや,途上国の女の子の教育情報をリアルに感じることができ,それは遠い国の話ではなく,思っているより身近にある問題であると実感した。高校生の私たちがまず初めにできることは,そのような問題に「興味」を持つことなのではないかと思った。
- ODAの講座を聞いて,世界の子どもたちや女性たちが学校に通えない状況がよく分かった。女の子たちが学校に通えるようになるには他国の支援が大切だと思った。貧困地域や障害者や紛争影響国の環境が改善され,質の高い教育が行き届くといいなと思った。
- 知らなかったことを色々知ることができた。日本は他国に比べてとても恵まれていることを改めて感じた。日本だけではなく,世界中が平和になるために,これからもこのような支援(ODA)を続けて欲しいと思った。