ODA（政府開発援助）

スリランカ国の災害対応における官民パートナーシップ促進および緊急対応の能力強化事業（第2年次）

（Promotion of Private Public partnership and Capacity Building Project for emergency responses for Disaster Risk Reduction in Sri Lanka (Phase 2)）

令和6年6月17日

モンスーン被災の学童に文房具など寄付

プロジェクトの概要

国名：

スリランカ

事業期間：

2019年10月18日～2020年10月17日

分野：

防災

実施団体：

一般社団法人　アジアパシフィックアライアンス

事業地地図（PDF）

　スリランカでは、度重なる全国各地での大規模な災害に対して、まだ十分に対応できる体制を整備するまでには至っておらず、中央のコロンボにおいては、これまでの活動により災害対応の基盤が機能してきたが、地方部においては特に緊急対応における人材育成、能力強化に未だ課題を抱えている。本事業では、中央レベルにおいて引き続き政府と民間の連携を強化し、政府機関やより多くの民間企業、青少年ボランティア団体、NGO、国連機関との質の高い連携の実現を目指すことに加え、それらのネットワークを地方部でもさらに強化する。緊急対応の能力強化においては、前年事業で捜索救助訓練を受講した軍関係及び一般ボランティアのメンバーを中心に引き続き水難の人命救助訓練を実施するとともに、地方部などにおいてトレーニングできるトレーナーの育成を行い、地方部においても研修可能な捜索救助の技術を有する人材の輩出を目指す。また同時に災害に強いコミュニティを育むための防災教育・防災訓練にも力をいれ、これらの活動を通じて災害対応の体制強化を目指す。