ODA（政府開発援助）
バルディア郡の小中学校における水衛生設備整備および衛生教育普及事業
（Water and sanitation facilities construction and hygiene education intervention project for primary and secondary schools in Bardiya District, Nepal）
令和6年6月17日
完成した飲料水給水設備を利用する児童
プロジェクトの概要
- 国名：
- ネパール
- 事業期間：
- 2020年3月25日～2021年8月31日
- 分野：
- 水
- 実施団体：
本事業は、ネパール・バルディア郡における事業対象の小中学校において、WASH（基本的な水と衛生、Water Sanitation and Hygiene）設備が整備され、学校コミュニティにより適切な衛生行動が実践されることを主な目的として実施する。ネパールでは、飲料水供給設備のメンテナンスが不十分であることや、小中学校で公衆衛生教育が適切に実施されていないケースがあることなどが、WASHへのアクセスを阻害する要因とされている。また、ジェンダーに配慮したトイレが整備されていないことにより、女子生徒が月経期間中に学校を休むなど、衛生設備の不足による教育への悪影響も懸念されている。以上の状況より、本事業では、主に飲料水供給設備の建設および改修、ジェンダーに配慮したトイレの建設、学校レベルでの水衛生委員会の設立・組織能力強化、教師・女子生徒への月経教育に関する指導を実施し、事業対象の小中学校におけるWASHへのアクセス向上、ひいては男女平等の教育機会の提供を目指す。
プロジェクトの進捗
事業の開始前
生徒個々に衛生に関する意識調査を実施
安全確認方法を学ぶ（水質検査キット）
事業の完了時
完成した清潔なトイレを視察する住民達
現地講師による水設備メンテナンス講座