ODA(政府開発援助)

Project on Promotion of Water Management and Climate change Adaptation in agriculture in Jhenaidah district (Phase 1)
令和7年12月10日
500基を対象に井戸とヒ素汚染の調査

プロジェクトの概要

国名:
バングラデシュ
事業期間:
2021年2月1日~2022年1月31日
分野:
農林業
実施団体:

 バングラデシュで米の増産を支えてきた灌漑用地下水の持続性が水量・水質の両面から危惧されており、実施団体はこの問題に対峙するため節水型稲作や乾季畑作を推奨してきた。この取り組みは地下水を含む環境保全に寄与するだけでなく、生産コストの削減など経済効果があることも確認された。他方、近年、乾季の豪雨といった異常気象が頻発し、乾季畑作を拡大させる上で気候変動への適応策の確立が不可欠となっている。
 本事業はバングラデシュの持続的な食糧生産を考える上で重要な要素となる水管理と気候変更適応の推進を目的に実施する。具体的には、水管理(地下水保全、洪水対策、地下水中の砒素等有害物質の拡散抑制)と気候変動適応(適応品種の確保、作付け時期や栽培方法の工夫、土壌改良、病害虫管理、警報システム導入等)を推進し、対象地域の持続可能な食糧生産システムを確立する。対象地域での普及にあたっては、農業普及局と連携する。

プロジェクトの進捗

事業の開始前

ミニポンド掘削前
1500人を対象に実施したベースライン調査

事業の完了時(第1年次)

ミニポンド掘削後
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