ODA(政府開発援助)
農家の生計向上を目指す高品質イチゴの観光農園の普及事業(第1年次)
(Commercialization of Japanese Quality Strawberry and Promotion of Agri-Tourism in Highland (Phase1))
令和6年5月28日
プロジェクトの概要
- 国名:
- フィリピン
- 事業期間:
- 2020年3月4日~2021年3月3日
- 分野:
- 農林業
- 実施団体:
本事業は、フィリピン西ネグロス州シライ市パタグ村において、貧困・就学率向上のための所得増加という課題に対し、日本のイチゴの栽培技術と観光農園運営のノウハウを活用する。観光農園を形成する3年間の事業を通じて、地域住民組織27家族(Baliguwan Agro-Foresters Association、略称 BAFA)によるイチゴ生産・販売体制の構築と、サブコアとして隣接地域の40家族、その波及効果として60家族のイチゴ生産を目指す(総計127家族)。加えて、設備投資等を含めた事業拡大を進めることで、イチゴの栽培をビジネス化し、農家の生計向上を図る。スタートアップのイチゴは安全で甘いものの、低い収穫量(日本の3分の1)にとどまっている。日本農家が得意とするGAP、農薬、肥料の管理方法を供与することによって、収穫量の大幅な増大を目指す。