ODA（政府開発援助）

タパントン郡における初等教育の学習環境改善事業（第1年次）

（Improving Reading, Environment and Advancement in Primary School for Children in Thapangthong District (Phase 1)）

令和6年2月2日

リテラシー向上指導員研修で教材を制作

プロジェクトの概要

国名：

ラオス

事業期間：

2019年12月1日～2021年1月31日

分野：

教育・人づくり

実施団体：

特定非営利活動法人　ワールド・ビジョン・ジャパン

事業地地図（PDF）

　ラオス人民民主共和国（以下、ラオス国）では初等教育の就学率は高いものの、学習環境と学習の成果において国内格差が存在している。特に少数民族が多く居住する農村部では、教育インフラの乏しさに加え貧困や社会・文化的要因などの問題が、生徒たちが低学年で十分なリテラシー（読解力）を獲得することを難しくしており、それが退学率や識字率の格差にもつながっている。本事業では、少数民族が多く暮らすサバナケット県タパントン郡において、農村部に暮らす子どもたちが社会文化的背景に関わりなく、より良い学習環境のもとで、学ぶ力の基礎となるリテラシー（読解力）を低学年の間にしっかりと身につけることで、長期的には初等教育の退学率や識字率の改善へとつなげていくことを目指す。具体的には、水衛生設備や教材など学校のインフラの改善、教員トレーニングによる教授法の改善、リテラシー向上へ向けた家庭やコミュニティでの取り組み促進を行う。