ODA(政府開発援助)
コンポンチャム州における貧困削減を目指した持続可能な農業生産基盤の普及事業(第3年次)
(Project on Promoting Sustainable Agricultural Conditions for Poverty Reduction in Kampong Cham Province (Phase3))
令和6年7月10日
プロジェクトの概要
- 国名:
- カンボジア
- 事業期間:
- 2020年3月1日~2021年2月28日
- 分野:
- 農林業
- 実施団体:
カンボジア国内戦終結後の1990年代以降、農業の生産性を高めるため、化学肥料や農薬の使用量が増大する傾向にあり、有機物含量の減少に伴う土壌劣化や化学肥料に起因した池沼や水路での水質汚濁が顕著に見られる他、適正な濃度調整を行わずに農薬散布を行うため、現地農家の健康被害が頻発している。また、貧富の差が拡大する中、化学肥料や農薬の購入費が農家経営を大きく圧迫している状況は深刻である。そこで本事業では、カンボジア国コンポンチャム州全域を対象として、持続可能な農業生産基盤を整え、農家の貧困削減を目指す。具体的には、州農業局および郡農業事務所の職員の持続的農業の普及に係る能力を強化するとともに、大学教育研究機関との協力体制のもと州農業局および郡農業事務所の持続的農業の普及に係る拠点化を図る。併せて、コンポンチャム州内の全郡において一般農家を対象に資源循環型農法を普及していく。