ODA(政府開発援助)
ザンビア国ルサカ郡における結核の包括的予防・管理能力強化プロジェクト(第2年次)
(Strengthening access to quality of integrated TB prevention, management in high TB/HIV burden community in Lusaka, Zambia (Phase2))
令和6年3月21日
プロジェクトの概要
- 国名:
- ザンビア
- 事業期間:
- 2020年3月29日~2021年3月28日
- 分野:
- 医療・保健
- 実施団体:
本事業は、結核とHIV感染が蔓延するザンビア国ルサカ州ルサカ郡チパタ、チェルストン地区の7公的保健医療施設(チパタ1次病院、チェルストンヘルスセンター(HC)、カリンガリンガHC、ムテンデレHC、ンゴンベHC、チャザンガHC、カウンダスクウェアHC)を対象に、結核患者中心の予防・診断・治療体制を強化することにより、結核の早期発見、治療の完結を促進し、長期的にはザンビア国の結核による死亡の減少に貢献することを目指す。活動では、過去10年当会が現地で培った知見を活かし、当会の強みである保健人材の能力強化研修や結核ボランティア活動支援を実施する。また、医療従事者、結核ボランティアによる記録・報告業務の改善を通じた現場の問題解決の促進、結核ボランティアを活用した地域での患者発見の促進及び検査アクセスの改善、郡保健局によるスーパービジョンを組み合わせることで、郡保健局が主体的に、現場のニーズに即した包括的な結核対策を展開できるよう支援する。本事業は、WHOが策定したEnd TB Strategyやザンビア国の国家結核戦略(2017-2021)に沿う政策的整合性が高い事業であり、既存の保健システム強化への貢献が期待される。