ODA（政府開発援助）

ケリチョー郡ECDEセンターを中心としたコミュニティによる幼児の栄養改善事業（第2年次）

（Community-Based Child Nutrition Improvement Project Centering Around ECDE Centers (Phase 2)）

令和6年8月29日

TabaitaECDEセンターの給食

プロジェクトの概要

国名：

ケニア

事業期間：

2020年2月17日～2021年3月28日

分野：

医療・保健

実施団体：

特定非営利活動法人　HANDS（Health and Development Service）

事業地地図（PDF）

　ケリチョー郡シゴウェット・ソイン準郡において、小学校入学前の4～5歳児が通うECDE（Early Childhood Development and Education）センターを中心に、幼児の栄養改善を学校関係者、保健ボランティア（Community Health Volunteer: CHV）、住民とともに実施する。ECDEセンターでは、教員とCHVsが園児や地域の幼児の成長を記録し、栄養不良児の栄養改善や早期発見、医療施設へのリファーラル・システムを確立する。またECDEセンター敷地内にモデル菜園をつくり、多様な野菜、豆や果物等を栽培し、全対象センターで栄養のある給食導入を目指す。CHVを通じて、住民にも菜園づくりの普及や、家庭でのバランスの取れた食事提供を啓発する。さらに、栄養不良の一因である不衛生な環境を改善するため、センターに雨水貯水タンク、園児用トイレ、給食用の台所の建設と、幼児が安全に通える通学路の整備を行う。これらの3年間の活動を通じて、幼児の健全な成長のための情報発信の場としてのECDEセンターのモデルが作られ、他地域への普及を目指す。