ODA(政府開発援助)
ダダーブにおける難民およびホストコミュニティの生活向上支援を通した平和構築促進事業(第2年次)
(Project for Peace-building Promotion through Livelihood Improvement Support for Refugee and Host Communities in Dadaab, Kenya (Phase 2))
令和6年8月29日
プロジェクトの概要
- 国名:
- ケニア
- 事業期間:
- 2020年3月16日~2021年5月31日
- 分野:
- 平和構築
- 実施団体:
本事業では、ダダーブ難民キャンプにおける住環境整備及びホストコミュニティの若者に対する生計向上支援を行い、同地域の平和構築に寄与することを目的とする。
難民に対しては、仮設住宅供給支援が年々減少する中、住環境を喫緊に改善する必要のある脆弱世帯を対象に、2年間で520軒の仮設住宅建設を行う。ホストコミュニティの若者に対しては、ISSB(Interlocking Stabilized Soil Block/インターロック型圧縮土ブロック)の製造・建設技能向上や起業・ビジネス開発を支援する。1年次に実施した市場調査でも、地域におけるISSB活用の潜在ニーズはあるものの、未だ認知度が低いことが示され、ISSB市場拡大の必要性が確認された。2年次はさらなるマーケティング活動強化と共に、1年次の研修修了生の中から結成された自助グループに、当団体の指導の下、ISSB建設物の全工程を委託する。また1年次で養成したビジネス開発支援員が主体となり、ビジネス支援センターを拠点に、若者の起業・ビジネス開発支援体制を強化し、ISSB研修修了者及び他の職能やビジネスアイデアを有する若者グループの起業のための訓練、継続的な支援活動の実施を支援する。