ODA(政府開発援助)
国連人間居住会議(国連ハビタット)
国連人間居住計画(国連ハビタット)
国連ハビタットは、国連総会に直結している機関(国連開発計画(UNDP)、国連児童基金(UNICEF)等)のひとつであり、1978年に設立され、本部がケニア・ナイロビに置かれています。
グローバルから国・自治体における都市問題の改善、都市・地域計画・ガバナンス支援、気候変動、都市の治安、土地・住宅問題、スラム問題、基本的な都市インフラサービス(水・衛生、交通、エネルギー等)など、広範な問題に対し、問題解決のための研究、指針の作成、プロジェクトの実施、各国・各国際機関との情報交換、広報活動、研修、専門家派遣等の活動を実施しています。
我が国には、世界に4つある地域本部のひとつであるアジア・太平洋地域本部が福岡市に置かれています。
- 国連人間居住計画概要(PDF)(109KB)
第3回国連人間居住会議(ハビタット3)
国連人間居住会議は、途上国で急速に進展する都市化に伴う課題をはじめ、人間居住に関わる課題解決のために開催される正式な国連会議です。
第1回会議(ハビタット1)は、1976年にカナダ・バンクーバーで開催され、都市環境を整備し生活の質を改善していく人間居住政策が人権を守る上で重要であるとの共通認識のもと「国連人間居住宣言」が採択されました。
第2回会議(ハビタット2)は、1996年にトルコ・イスタンブールで開催され、各国政府、地方公共団体、NGO、国連機関等の代表者が一堂に会し、人間居住問題の基本的な指針を示す「ハビタット・アジェンダ」並びに「イスタンブール宣言」が採択されました。
2016年10月には、第3回会議(ハビタット3)がエクアドル・キトで開催され、前回会議からの20年間に進められてきた各国の取組実績をもとに、急速に進展する都市化を成長に結びつけるものとするとともに、幅広い人間居住に係る課題の解決に向けた国際的な取組方針「ニュー・アーバン・アジェンダ(英文(PDF)/仮訳(PDF))」が採択されました。
ハビタット3に向けた準備会合等
- 2014年9月17日~18日
第1回ハビタット3準備会合(アメリカ・ニューヨーク)
ビューローメンバーの選出、ハビタット3の予算措置等について議論。 - 2015年4月14日~16日
第2回ハビタット3準備会合(ケニア・ナイロビ)
今後の準備プロセス、進め方等について議論。 - 2015年10月19日~21日
ハビタット3アジア・太平洋地域準備会合(インドネシア・ジャカルタ)
アジア・太平洋地域内の課題を議論。 - 2016年7月20日~22日
第3回ハビタット3準備会合(インドネシア・スラバヤ)
ニュー・アーバン・アジェンダ(ドラフト)について議論。 - 2016年10月17日~20日
第3回国連人間居住会議(ハビタット3)(エクアドル・キト)
ニュー・アーバン・アジェンダを採択。
国内委員会
我が国では外務省・国土交通省が共同議長となり、関係省庁等による国内委員会(課長級)を組織し、国別報告書の作成等を行っています。
国内委員会
- 共同議長
- 外務省(国際協力局地球規模課題総括課長)、国土交通省(国土政策局総務課長)
- 関係省庁
- 内閣府、警察庁、総務省、文部科学省、厚生労働省、農林水産省、経済産業省、環境省
- 地方公共団体
- 福岡県、金沢市 、横浜市
国別報告書
国内委員会において、我が国の国別報告書をとりまとめ、2014年9月第1回準備会合に向けて中間報告書を提出し、国民の皆様からの意見募集等を経て、2015年12月に最終報告書をハビタット3事務局へ提出しました。
上記の国別報告書に係るお問い合わせ先等については,国土交通省のホームページを御確認ください。