ODA(政府開発援助)
日本の支援でナイル架橋が開通!ウガンダ経済に大きく貢献
(デイリー・モニター紙 2018年5月1日付/ニュー・ビジョン紙 2018年4月30日付)
平成30年8月15日
ウガンダのメディアが「ナイル架橋の閉合式」について報じました。
ビクトリア湖に面し,ナイル川源流があるウガンダのジンジャ県で,川をはさんで両岸から建設されていた「ナイル架橋」が,ついに真ん中でつながりました。この橋は全長約525メートルあり,東アフリカ最大規模の橋です。
東アフリカの内陸にあるウガンダは,海に面していない内陸国であるため,港がありません。そのため,主に隣国ケニアのモンバサ港を通じて輸出入を行っています。このナイル架橋は,貿易港のあるモンバサ,ケニアの首都ナイロビ,そしてウガンダの首都カンパラをつなぐ主要な道路上にあります。ウガンダは90パーセントの物流をこれらのルートに依存しており,ナイル架橋の完成によって,物資や人の移動がより円滑かつ安全になります。
このプロジェクトは,8年ほど前から日本が支援している有償資金協力案件の一つ。資金的な支援のみならず,地域全体の雇用創出や経済発展に寄与しています。また,横浜ベイブリッジに似たデザインのナイル架橋は,夜間にライトアップも予定されており,新しいランドマークとして,観光にも寄与すると期待されています。