ODA(政府開発援助)

平成28年6月17日
  1.  3月18日,スリランカのコロンボにおいて,第6回アジア開発フォーラムが開催されました。この会議には,アジア各国の政府関係者や関連の国際機関関係者が出席し,日本からは牛尾滋国際協力局参事官,神崎康史国際協力機構(JICA)理事等の関係者が出席しました。
  2.  今回の会議では,「持続可能な開発のための2030アジェンダ:アジアからの声」をテーマに,持続可能な開発のための2030アジェンダ(SDGs)の実施のための国家政策の転換やグローバル・パートナーシップの向上,アジアにおける包摂的な成長の鍵となるインフラ開発や産業人材育成につき,アジア各国の視点から議論が行われました。
  3.  この会議において,(1)各国の持続可能な開発に向けての諸施策の指針としてSDGsを使うことが有用であり,SDGs実施のため組織的な取り組みが重要であること,(2)SDGsの実施においては,進捗のモニタリングや実施のための資金調達を始めとしてマルチステークホルダーの参加が不可欠であること,(3)アジアにおける持続的成長のボトルネックとなっている膨大なインフラ需給のギャップを埋めるためには,インフラ投資の量だけでなく質にも注目し,国ごとの発展段階や事情に応じた質の高いインフラ投資を推進することが必要であること,(4)アジアにおける産業人材育成においては,ニーズの特定,ノウハウや知識の共有,官民連携が重要であるとの認識が参加者の間で共有されました。

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