ODA(政府開発援助)
労働組合主導による労働環境改善事業
(POSITIVE (Participation–Oriented Safety Improvements by Trade Union InitiatiVE) Project)
令和2年2月21日

国名 | インド | |
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事業期間 | 2013年11月7日~2014年9月6日 | |
分野 | 教育・人づくり | |
実施団体 |
プロジェクトの概要
インドでは産業及び経済が急速に発展しつつあるものの,労働安全衛生に関する取り組みは遅れている。本事業地のタミル・ナドゥ州では,2009年の労働者の死亡者数が前年から倍増の137名と,主要30州及び地域の中でも4番目に多く,インド全国労働織会議も同州の工業地帯の労働安全衛生問題の改善を急務としている。本来,職場での労働安全衛生の維持・向上は経営者の責務であるが,その責務が果たされていないことが多く,労働安全の維持・向上を図るためには,経営者に一任するのではなく,労働者自身及び労働組合のイニシアチブが不可欠となっている。本事業では,同州における工業集中地帯の一つであり特に労働環境改善の必要性が高いチェンナイ地区周辺において,労働組合のリーダー(コア・トレーナー)を対象に,労働環境改善のための各種セミナーの開催やトレーニング教材の開発を通して,職場環境の改善及び労働者の安全衛生に関する正しい知識・意識の向上を図る。