ODA(政府開発援助)

Project for resilient Community protected by Forest
Restoration from Super typhoon "Haiyan"
令和2年10月19日
(写真1)再生させた森 台風で破壊された森を短期間で再生させた

プロジェクトの概要

国名:
フィリピン
事業期間:
2017年3月16日~2018年3月15日
分野:
農林業
実施団体:

 2013年11月フィリピン中部を襲ったスーパー台風ハイエンで甚大な被害を被ったパナイ島アホイ町、レイテ島タクロバン市・パロ町・タナウアン町そしてトロサ町において、森林再生と農業支援を行い、災害に強い地域社会づくりを目指すプロジェクト。パナイ島においては、80%の森が強風で倒される等して枯れてしまったため、新たに520ヘクタールの耐風性に強い木や果樹等の森の再生を行った。また、アヒル飼育、養蜂支援等を通じて住民への多様な生計向上手段の習得を図った。一方、レイテ島においては津波の被害を軽減するため、マングローブや海岸林等計約25ヘクタールの森づくりを実現した。加えて住民への有機農業指導を通じての生計向上支援を行った。特に、海岸林は、これまでフィリピンでは見られなかった防災林であるが、同プロジェクトの試みで、沿岸各所の砂浜等での造成に成功した。

プロジェクトの進捗

事業の開始前

(写真2)教会のシスターが参加している様子 教会のシスターも参加
(写真3)コーヒー苗の育て方についての研修会の様子 コーヒー苗の育て方についての研修会

事業の完了時(第3年次)

(写真4)マングローブによる自然の防波堤 マングローブによる自然の防波堤
(写真5)コーヒーの木の開花の様子 3年前に植えたコーヒーの木が開花
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