ODA(政府開発援助)
農民組織づくりによる農機の共同利用事業(3年次)
Joint Use of Farm Machinery through Farmer's Groups (Phase 3)
令和2年4月28日
国名 | ミャンマー | |
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事業期間 | 2017年7月1日~2018年6月30日 | |
分野 | 農林業 | |
実施団体 |
プロジェクトの概要
ミャンマーでは人口の70%が農業に従事し,GDP全体に占める農業の割合が約40%と東南アジア諸国で一番高いが,農業生産性は低く,農村には多くの貧困層を抱えている。
新政権発足後(2016年4月),協同組合省が農業畜産灌漑省の一部局として再編成されたが、工業化による農村からの農業労働力の流出による労働力不足を解消するための農業機械(以下,農機)の導入等が農業政策の課題であることには変わりはない。
農家の農機の利用の主流は,農業機械化センターや富裕農民層,農機レンタルや農機による請負耕耘をビジネスにする民間業者であり,農機を所有できない小規模・貧困農家は農機を借りるたびに賃貸料を負担し続けることになり,農機の有無により貧富の格差が一層拡大している。
よって,小規模・貧困農民が共同して農機を導入し,共同利用する本プロジェクトは,農民側からの機械化を促進するものであり,同時に農民組織の育成を図ることによって,この国の農業振興に貢献するものである。