ODA(政府開発援助)
フアパン県小児医療体制強化・維持のための保健医療人材および村落健康普及ボランティア能力強化事業(第1年次)
(Enhancement of pediatric systems in Houaphan province through capacity building of health personnel, and of village health promoters (First phase))
令和2年1月21日

国名 | ラオス | |
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事業期間 | 2017年2月1日~2018年1月31日 | |
分野 | 医療・保健 | |
実施団体 |
プロジェクトの概要
ラオスでは,近年急速に経済が発展しているが,後発開発途上国からの脱却はかなっておらず,国内の貧困格差の拡大が顕在化している。フアパン県は,貧困率が全国平均24.8%に対し37%と高く,5歳未満児の死亡率も生児出生1,000件中118件(2012年県レベル公式データ最新)と,全国レベルの66.7件(2015年)を大きく上回っている。本事業の対象地であるソン郡,フアムアン郡は,貧困率がそれぞれ42.8%,45.0%と,フアパン県の中でも特に高い。当団体が,2016年4月及び6月に郡部で行った現地医療調査によると,フアムアン郡においてはヘルスセンター8か所のうち6か所,ソン郡では全4か所が,2名体制という少ない人数で稼働していた。
上記のような状況を踏まえ,5歳未満児に対する診療技術の向上のための県・郡の保健行政に従事する職員への小児医療研修と現場での技術監督活動,村落における小児医療に関する正しい知識の普及に向けた村落健康教育の担い手の養成活動,また診療や健康教育に必要な物品の配置などの活動を実施する。