ODA（政府開発援助）
東ティモール自動車検査員養成事業（第2年次）
（Project for Auto-Inspector Training in East Timor (Phase 2)）
令和5年6月21日
現場を調査して安心安全な車検を目指す
プロジェクトの概要
- 国名：
- 東ティモール
- 事業期間：
- 2017年3月1日～2018年1月31日
- 分野：
- 教育・人づくり
- 実施団体：
鉄道のない東ティモールでは自動車が唯一の交通手段ではありますが、近年の自動車数の著しい増加交通量の増加は、交通事故や交通渋滞などの問題を引き起こしています。これらの問題の解決には交通インフラの整備とともに、自動車自体の安全性をはかることが重要なポイントです。同国は従来から国による定期自動車検査を実施していますが大半が目視による外観点検であまり実効性があるとは言えないものでした。このプロジェクトにおいては、自動車検査員に対して自動車の構造などの基礎的な学習から検査機器を使用する実習にいたるまでの知識、技術を身につけさせるとともに、所管する交通局のみならず関係省庁にも自動車検査の重要性を深く認識してもらえるよう研修やワークショップを行いました。これにより同国の自動車検査技術の向上と検査態勢に対する意識を改革し、自動車の安全性向上と人命・財産の保護に寄与致しました。
プロジェクトの進捗
事業の開始前
点検整備を実施、OJTで技術習得
技能判定（実技）試験受験中の研修生
事業の完了時（第2年次）
ワークショップ後に車検場レーンが稼働
検査項目と基準を見直し、安全性向上