ODA（政府開発援助）

ボボナロ県における水・衛生環境改善事業

（Bobonaro WASH Improvement through Community Empowerment Project）

令和5年5月17日

大型トラックで水道管用パイプを搬入

プロジェクトの概要

国名：

東ティモール

事業期間：

2015年3月10日～2016年3月9日

分野：

水

実施団体：

特定非営利活動法人ワールド・ビジョン・ジャパン

　東ティモールの首都ディリ市から車輌で約6時間のボボナロ県にある事業対象地域では、女性や子どもが片道1～2時間かけて毎日徒歩で小川まで水汲みに行っている。水質は飲料用に適さないが、他に容易に水が得られる場所はなく、また、衛生知識の不足から、住民はこの水を飲んでおり、下痢や感染症による死亡が深刻である（5歳未満児の死亡者数は1000人当たり85人）。本事業では現状を改善するため、3年間に12集落を対象として、安全な水源からのパイプライン敷設による飲料水の確保、住民自らが敷設及びその管理を行うための組織を設立、建設技術及び運営方法の研修等を行う。1年目には約2,500名が安全な水を使用できることが期待される。