ODA(政府開発援助)
ジョソール県非感染性疾患リスク低減事業
(Project on Non-Communicable Diseases risk reduction in Jessore district)
平成28年6月22日

国名 | バングラデシュ | |
---|---|---|
事業期間 | 2013年3月11日~2014年3月10日 | |
分野 | 医療・保健 | |
実施団体 |
プロジェクトの概要
バングラデシュでは,非感染性疾患(がん,心脳血管疾患,糖尿病等)による死亡が61%にのぼり,母子保健や感染性疾患を含むその他死因を上回る状況にある。本事業予定地である4郡(ジョソール市からいずれの郡も陸路約1時間)において,保健機関等と事前調査を実施した結果,飲料水の砒素汚染,不健康な食事,運動不足,喫煙が主たる病因であることが判明した。
本事業では,
- (1)対象地域のサポートグループや団体がフィールドレベルで雇用する職員に対して,非感染性疾患に関して,住民に対する生活指導が行えるための研修
- (2)非感染性疾患の早期発見能力と経過管理能力の強化を目的とした村医者や保健ワーカー等保健従事者への研修
- (3)地域レベルでの非感染性疾患の予防策や,既に罹患し経済的問題を抱える患者の生活支援につき,協議・実践できるようユニオン開発調整委員会(注)に対する研修等を通じた活性化支援,等を実施する。
これにより,健康教育人材の育成や地方行政レベルでの非感染性疾患対策促進等を通じた,住民の健康行動推進が期待されている。
(注)JICAが村落開発支援事業として長期間かけて制度化した調整委員会。ユニオン(郡の下の地方行政単位)評議会関係者,政府機関,NGOなどが参加し,各ユニオンの開発を推進する。
プロジェクトの進捗
その他特記事項
なし