ODA(政府開発援助)

平成30年9月4日
  1. 2018年8月13日,人間の安全保障基金により,「モロッコにおける児童・若年層の難民及び移民に対する保護とエンパワーメント」プロジェクトに対して約200万米ドルの支援を行うことが決定されました。本基金は,人間の安全保障の推進を目的として,1999年に我が国の主導により国連に設置されたものです。
  2. このプロジェクトは,国連難民高等弁務官事務所(UNHCR),国連児童基金(UNICEF)及び国際移住機関(IOM)により共同で実施されます。
  3. モロッコは地中海を渡航する難民・移民の経由地となっており,特に難民・移民の中でも保護者を伴わない子供達は生命・生活・尊厳の維持という観点で困難に直面しています。これらの子供達は主にマリ,ナイジェリア,ギニア,コートジボワール,カメルーン及びコンゴ民主共和国出身であり,言語の問題により教育を受けることができないほか,人身取引や差別の対象となる危険にさらされています。
  4. 本プロジェクトでは,これら子供達に対する支援を念頭に置き,3か年の事業により,(1)受け入れコミュニティにおける啓発活動(メディアや学校を通じた広報や各種啓発イベントの実施,移民分野の主要な現地機関を対象とした能力強化プログラム等),(2)保護を必要とする子供達の特定のための制度構築(保護に関する関係省庁及びNGOへの技術的助言,コミュニティレベルでの子供達の保護システム強化等),(3)主要な政府及びNGOと連携した社会保護サービスの提供(シェルター提供,教育支援,職業訓練等)を行います。
  5. この事業への支援が実施されることにより,モロッコにおける難民・移民の子供達に対する人間の安全保障が推進されることが期待されます。
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