ODA(政府開発援助)

平成29年6月12日
  1. 2016年12月31日,国連人間の安全保障基金により,「中央アフリカ共和国の若者を支援するための社会的結束,紛争予防,暴力低減及び人間の安全保障の推進に関する国連パイロットプロジェクト」に対して約200万米ドルの支援を行うことが決定されました。本基金は,人間の安全保障の推進を目的として,1999年に我が国の主導により国連に設置されたものです。
  2. このプロジェクトは,国連開発計画(UNDP),国連食糧農業機関(FAO),ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関(UN Women),国際移住機関(IOM),国連人口基金(UNFPA)及び国連児童基金(UNICEF)により共同で実施されます。
  3. 中央アフリカ共和国では,2013年以降,政治・治安情勢が悪化し,市民の殺害や避難,経済の麻痺等をもたらしました。2014年以降の国民和解プロセスや2016年の民政復帰の完了を踏まえ,2016年11月のブリュッセル会合に国家再建及び平和構築計画が提出されましたが,脆弱な和解プロセスを強化する上で今後2年間が重要となっています。本事業は,中央アフリカ共和国における平和,安全,開発及び人権という密接に関連した分野に焦点を当てつつ,包括的(comprehensive)・人間中心的(people-centered)な人間の安全保障アプローチに基づき,危機の影響を受けた人々に対し,目に見える生活上の支援を行っていくものです。2か年の本事業の主な内容は以下のとおりです。
    • (1)若者及び他の紛争の影響を受けたグループの所得創出活動を支援する。
    • (2)武装グループ,若者及び女性のエイズ治療へのアクセスを増加する。
    • (3)改善されたインフラへのアクセスに関するより良い理解を促進する。
    • (4)市民の教育に関する枠組み,平和構築・紛争予防プログラムを開発する。
    • (5)女性と女子を性的暴力から保護し,犠牲者に対して医療・心理的支援を提供する。
  4. この事業への支援が実施されることにより,中央アフリカ共和国の脆弱層における安全保障が推進されることが期待されます。
人間の安全保障へ戻る