ODA(政府開発援助)

平成29年6月12日
  1. 2016年11月11日,国連人間の安全保障基金により,「カメルーン極北州(Maga,Kousserie及びMoulvuday)における人間の安全保障の推進」プロジェクトに対して約200万米ドルの支援を行うことが決定されました。本基金は,人間の安全保障の推進を目的として,1999年に我が国の主導により国連に設置されたものです。
  2. このプロジェクトは,国連開発計画(UNDP),国連食糧農業機関(FAO)及び国連児童基金(UNICEF)により共同で実施されます。
  3. カメルーン極北州では,貧困,気候変動の影響,過激派の暴力により最も脆弱なコミュニティを擁しており,特に女性と子供が弱い立場に置かれていることから,人間の安全保障のリスクが増加しているのみならず,人々の過激な運動への参加が促されています。本事業では,カメルーン極北州のMaga,Kousserie及びMoulvudayにおいて,天然資源の管理の改善及び所得創出のほか,社会保護と減災のための地方メカニズム構築を行い,これによりコミュニティがより強靱となり,気候変動と過激派の暴力の影響を防ぎ,人間の安全保障を実現することを目的としています。2か年の事業完了後には以下を含む成果が見込まれます。
    • (1)脆弱なコミュニティが,個人・集団的資産の保護及び生業活動の再開・強化・多様化を通じ,回復し,干ばつや洪水などの自然災害及び紛争に対してより強靱となる。
    • (2)脆弱なグループの基本的な社会福祉サービス(保健,子供の保護,水,衛生を含む)に対する認識・アクセスが改善し,コミュニティで安心・安全を感じるようになる。
    • (3)脆弱な住民を危機からより効果的・効率的に保護するため,減災に関する地方政府の管理能力が向上する。
    • (4)国内避難民及び難民受け入れコミュニティが暴力的な過激主義を防ぐとともに,女性及び若者たちの経済社会的エンパワーメントが行われる。
  4. この事業への支援が実施されることにより,カメルーンの脆弱層における安全保障が推進されることが期待されます。
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