ODA(政府開発援助)

平成28年11月7日
  1. 2015年11月24日,国連人間の安全保障基金により「国連人間の安全保障基金を通じたアラル海の自然災害による影響を受けたコミュニティの強靱化」プロジェクトに対して約2百万米ドルの支援を行うことが決定されました。本基金は,人間の安全保障の推進を目的として,1999年に我が国の主導により国連に設置されたものです。
  2. このプロジェクトは,国連開発計画(UNDP),国連人口基金(UNFPA),国際連合教育科学文化機関(UNESCO),国連ボランティア(UNV), ジェンダー平等と女性のエンパワーメントのための国連機関(UN Women), 世界保健機関(WHO)により共同で実施されます。本件は,アラル海の砂漠化により,食料及び安全な水の不足,雇用喪失,砂塵による健康悪化等の深刻な影響を受けているウズベキスタン北西部地域の脆弱なコミュニティを対象に,人間の安全保障アプローチを用いて,コミュニティの強靱化を図ることを主な目的としています。3か年の事業完了後には,以下を含む成果が見込まれます。
    • (1)アラル海の砂漠化が人々の生活に及ぼす脅威につき,地域行政及び国家行政が現状を包摂的に把握し,ニーズ調査を行うことにより,対策指針が立てられる。
    • (2)対象地域の住民が,適切な医療や安全な水等の基礎的サービスにアクセス出来るようになり,新しい生計手段を獲得するほか,地元の観光産業の新興により地域経済が活性化される。
    • (3)周辺地域の自然資源の適切な管理及び保護に関する体制が整備され,塩害や砂塵に対して強靱な農業が普及する。
    • (4)砂塵による健康被害を受けた母子に対する保健サービスが提供され,呼吸器疾患予防等に関する意識向上が図られる。
  3. この事業への支援が実施されることにより,アラル海の砂漠化により人間の安全保障が脅かされているウズベキスタンのアラル海沿岸地域コミュニティにおいて,約15万人が裨益します。
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