ODA(政府開発援助)
NGO相談員連絡会議
平成29年度
(注)NGO:非政府組織(Non-Governmental Organizations)
第2回
平成29年11月6日及び7日,全国のNGO相談員委嘱団体(計15団体)が宮城県石巻市に集まり,(特活)IVYの協力を得て,本年度2回目のNGO相談員連絡会議が開催されました。
会議1日目には,東日本大震災の被災場所が一望できる日和山にて,石巻の語り部から震災当時と現状を把握し,その後,会議室に場を移して,国際協力NGO(特活)ザ・ピープル(福島県にて活動)及び(特活)ピースウインズ・ジャパン(宮城県にて活動)より同震災の復興支援事業のグッドプラクティスと,(特活)JANICより「人道支援の必須基準(CORE Humanitarian Standard)」の共有がありました。
また,全NGO相談員団体における本年度これまでの相談件数・出張サービス実施状況等の活動実績を説明後,会議2日目に話し合われるNGO相談員の成果と課題について,提案や改善点の内容の事前確認を行いました。
会議2日目には,(特活)IVYより,JICA・NGO等提案型スキームを活用した「東北のNGOがJICA草の根支援型への申請を可能にするための実務研修NGOが国際協力活動を始める前に必要なことは?」について概要説明がありました。これまで日本NGO連携無償資金協力(N連)やJICA草の根技術協力(JICA草の根技協)などの支援を受ける機会のない(地方の)国際協力NGOに対しては,NGO相談員が申請に至るまでの事前相談から採択後のフォローを行い,N連やJICA草の根技協への相談・申請件数向上につながることの重要性を再確認しました。
会議後半では,NGO相談員の成果と課題として,普段の相談業務・出張サービス等に関する様々な課題と改善案を協議するなど,充実した意見交換が行われました。
第1回
平成29年6月22日及び23日,全国15団体のNGO相談員が外務省に集まり,本年度1回目のNGO相談員連絡会議を開催しました。
会議では,各相談員受託団体の昨年度振り返り及び今年度の活動方針にあたって情報共有が行われました。特に,相談員が教育機関や地方自治体からの要請に応じ,国際協力の授業や行事等で講演,セミナー,ワークショップ,相談業務等を行う「出張サービス」については,昨年度に引き続き,今年度も全都道府県で実施していく方針が決まりました。
その他,外務省国際協力局各課及び関係機関より,「SDGsの普及に向けて」,「米国及び英国の政府とNGOの連携状況と国際協力のホットイシュー」をテーマに,相談員へのブリーフが行われました。相談員からも積極的な質疑応答が行われ,ブリーフ以外にも充実した意見交換が行われました。