ODA(政府開発援助)
堀井巌外務大臣政務官の「第6回アジア・スマートシティ会議」出席
平成29年10月30日


平成29年10月27日(金曜日),堀井巌外務大臣政務官は横浜市で開催された「第6回アジア・スマートシティ会議」に出席し,基調講演を行いました。
- 堀井巌政務官は,「スマートシティ開発」の考え方と日本政府が提唱する「質の高いインフラ整備」は方向性を同じくするものであることに触れ,世界の膨大なインフラ需要に対して投資額が不足していることや,持続可能な成長のためには,高い安全性を誇り,環境面での負荷が小さく,現地の雇用創出や技術移転をもたらし,環境社会面での負荷や相手国の財務状況も考慮した「質の高いインフラ」の整備が重要であることを指摘し,質の高いインフラ推進に向けた我が国の取組を紹介しました。
- また,堀井巌政務官は,まちづくりの知見・経験を有する自治体や優れた技術を有する民間企業の役割の重要性が増していることに触れ,我が国の具体的な取組として,横浜市がベトナムのダナン市との間で実施している都市開発アクションプランの作成に向けた協力,北九州市のカンボジアでの上水道整備協力,さらに,奈良県がJICAのプログラムを通じ実施している各国の防災力向上に向けた研修プログラムなどを紹介しました。その上で,今後とも,オールジャパンで「質の高いインフラ」を国際的なスタンダードとして普及させ,世界のインフラ需要に質・量の両面から応えていきたいと述べました。
- (参考)アジア・スマートシティ会議
- アジア新興国諸都市の首長を招聘し,持続可能な都市開発,スマートシティの実現に向けた知見を共有し,世界に向けて発信することを目的として,横浜市が主催して2012年から毎年開催されている国際会議。