ODA(政府開発援助)
外国の切手になったODA
日本の協力でタイ初の地下鉄を建設
平成31年1月28日
タイの首都圏とその周辺地域では,交通の混雑が深刻な問題となっており,長年にわたって市民の生活,産業,環境へ悪影響を及ぼしていました。そこで,フアランポン国鉄中央駅からバンスー駅に至る総延長約20km(18駅)の地下鉄ブルーラインと車両基地などが建設されることになり,日本が支援して2004年7月に開通しました。
これにより,円滑で効率的な人の移動が実現し,バンコク中心部の交通渋滞の緩和と,大気汚染など環境問題の改善に貢献しました。
また,タイの法律で十分にカバーされていないにもかかわらず,独自にバリアフリーガイドラインを策定したり,障害者に配慮した設計が導入されており,円借款におけるユニバーサルデザインの導入例として,各方面で高く評価されています。
バンコク地下鉄建設事業(有償資金協力,1996年3月から2004年7月実施)について詳しく知りたい方はこちらをクリック!